ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで・第4話
前回、聖なる番人と言う名前だけ立派な四人組に追われていた女性、多分手配書からハイエルフ国の姫にして聖国の姫騎士から禁呪の呪文書を読めるのは多分金棲魔群帯に居る禁忌の魔女だろうと言う情報を貰ってそこへ向かう灯河。
まず辿り着いたのは地方都市ミルズ。灯河は多分わざとボケてミルザと言ってみせる。無害そうな遺跡を探す連中だろうとあっさり通してくれた。面倒くさそうに対応した宿屋の主人も金をちらつかせたらあっさり掌を返して良い部屋を用意してくれる。ここではハティ・スコルと名乗った。
一通り街を見て回って食事へ。酒を飲んで声が大きくなった連中が会話から情報が取れる。どこの騎士団が強いかとか言っていたが、大陸最強は誰もが認める、ネーア聖国を滅ぼしたパクオス帝国の黒竜騎士団だろうと言う。こうして酒の場では騎士団の話を収集。
部屋に戻ってピギ丸に余りのご飯を与え、今後の方針を検討する。金棲魔群帯に居る禁忌の魔女に会うのは当面の最終目標。その過程でピギ丸の力を上げる道具を用意しておこう。ここで思い出したのはやはり酒の席での会話で、領主が呼びかけた遺跡攻略の話だった。新階層が発見された。スケルトンキングの骨粉で強化剤が出来ると本にある。ならばその遺跡攻略に参加してスケルトンキングを探そうではないか。
そして領主ハークレー侯爵の呼びかけの場へ。遺跡のどこかに眠っている筈の龍眼の盃を持ち帰った者には金貨300枚を与える。その他遺跡の宝はなるべく高く買おう。魔物の素材は好きにして良い。ここだ。スケルトンキングの骨粉はこれで好きにして良いと言う事になる。
と言う事で、登録作業で並ぶ。この時に事件が起きた。いかにも嫌らしい感じの男がフードを被った女に絡む。あなたの声、その胸、もしや名のある姫騎士ではないか。そう手配書にあるネーア聖国のセラス・アシュレインではないのか。散々声を張り上げてさあ正体を見せてみろとフードを取ったが、エルフに特徴ある耳をしておらず、顔つきもどうも違う。とんだ恥さらしだった。だが、その男モンク・ドロゲッティ、よくも恥をかかせてくれたなと逆恨み。
灯河は遺跡攻略の前に道具を用意しようと街に向かったら、あの時のミスト・バルーカスに出会う。ここで灯河はミストに助言をして欲しいと依頼した。武器を調達する時にふっかけられない様な助言を。その助言料は勿論払う。実はミストは路銀が必要だったので交渉成立。
ミストのおかげで武器が安く調達出来た。銀貨三枚以上安く済んだ。なので灯河はミストに銀貨三枚を助言料として渡す。だが、この時に倒れかかるミスト。どうも睡眠不足らしい。安眠出来ない日々が続いていた。
ミルズ遺跡に潜って魔物を簡単に始末。ナイフも簡単に通る。廃棄遺跡の魔物と違って簡単にナイフが刺さる。
ところが中であの恥ずかしい男モンクがならず者にあの女を辱めて殺せと依頼していた。ひでーな、本当に。そこへ灯河出現。一旦は許してくれ助けてくれと言うが、調子に乗った三人が明らかな殺意を向けて来たのでパラライズとポイズン。ポイズンの方は弱く調整したみたいなので、その場では死なず、動けなくなった所を魔物が襲って殺した事にした。
その先に進んで次々と魔物を殺して三時間程睡眠休憩。ところがその先で剣技団と言うのと出会う。遺跡で何か起きている。魔物が大量に死んでいる。自分達は他の傭兵にこの事の注意喚起をしてるのだと。それ殺したの灯河だよね。
こうして17階層迄来て大きな扉を開いたらそこには龍眼の盃。すぐそばには今にも動き出しそうな魔物の石像。いや、これ絶対動くよね。だから灯河は先にパラライズしてポイズンをかけてあっさり倒した。
あとからミストが入って来た。魔物に手こずって遅くなったら先を越されたと言うのだ。このミストに龍眼の盃をくれてやった。灯河の目的は別にあるから。金を貰っても仕方ない。ただ、ミストは何か対価をと言うので、灯河の護衛につく事にした。
流石元姫騎士だけあって、強い。魔物を剣で倒すのは合理的だ。このミストに金眼の魔物の話などを聞けた。一方でミストが魔物の気配がずっとすると言うので、ピギ丸は教えてやった。
ミストに横になって休めと言って、ピギ丸に気を取らせたところで安眠させたら魔術が解けてエルフの姿が出現。やはり彼女はセラス・アシュレイン。そして世界最強の騎士団の団長シビト・ガートランドがそのセラスを追っていた。聖なる番人をセラスが簡単に殺したと思い込んで。