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ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで・第1話

でたな、勝手にバスごと召喚して、勇者達よ世界を救う為に戦えって奴。
で、まるごと召喚すると中身の質がバラバラで、その場合は主人公のレベルは大抵は最低ランクで、現地で侮られて、覚えてろよな展開になる。

主人公の三森灯河は、どうやら幼少期の家庭内暴力のせいでモブで生きようとしていたみたいだが、今回の旅行でたまたまあまりの行為に声をあげてしまった。たまたまクラスの最上位の桐原拓斗が面倒な事をするなと小山田翔吾を止めたからその場だけは収まった。

異世界に召喚されてお約束のとおりに女神が召喚した人間のレベル判定をする。例のクラスの最上位の桐原はこちらでもS級だった。あの傍若無人な小山田もちゃっかりA級。三森に助けられた十河はS級。

さあ、こうなると主人公は最低を叩き出すなと思ったらやはり最低のE級。これを見た瞬間に女神は三森に冷淡になる。冷淡ならまだしも、これまでの経験から最低ランクのE級はSやAの足を引っ張るのが常なので、邪魔だから廃棄遺跡に飛ばす、運良く生きていられたらまあ自由に暮らすのを許そうと。
参考資料

これを宣言した時、クラスの全員は三森にとっとと行けと言い出した。特に安智弘など嘗ては三森から慰められていたのに手のひらを返してさっさと入ってしまえと言うのだ。唯一、バスの中で助けられた十河だけはこれはあんまりだと止めようとしたが、女神は腹パンチで十河を気絶させた。ひでーな、女神。

こうして十河以外の全てに憎悪を抱いて廃棄遺跡に飛ばされた三森だったが、女神からは状態異常スキルなど普通は成功せぬわとか言われていたものの、廃棄遺跡の魔物に対しては百発百中で効いている。但し問題はMPがもう尽きかけている。これでどうやって生き延びるのか。生き延びるだろうけど、でないと話にならない。

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