恋は双子で割り切れない・第1話
ああ、最近盛んに「ねえ純君キスして」って宣伝していた作品がこれか。
幼い頃、白崎純が引っ越した先の隣には神宮寺家の双子の女の子が居た。そして双子の姉の琉実のモノローグで始まる。純を好きになったけど、純と趣味が合うのは妹の那織の方だった。二人とも琉実の知らない本の話をして盛り上がっている。人体のふしぎみたいな本でも盛り上がっている。これ、成人向けだったらこの先これで突っ走るパターンじゃないか。あれ?神宮寺家の双子、結局どっちなんだ。二卵性双生児なのか一卵性双生児なのか。あ、二卵性双生児って言ってた。
でも那織に焦った琉実が行動に出る。コンビニの買い物に誘って、その帰りに公園で自分と付き合ってみないかと切り出したのだ。琉実が純を好きなのはこれは本当だった。でもその切り出した理由がもう中学校三年だから彼氏と彼女の関係とかやってみたいと、お試しみたいな理由をあげて付き合ってと言うのだ。
純はどこまで見抜いたのだろうか。いや全然見抜いてなかったのだろうか。それはともかく琉実からそう言われたら断る選択は無かったみたいだ。
これで二人のお付き合いが始まる。ちゅーもする程に迄はお付き合いした。
しかし中学三年生の終わりの時に、またコンビニ帰りに琉実は純に言う。お付き合いはここまでにしよう。別に純の事が嫌いになった訳じゃないけど。ここで戸惑う純なので多分琉実の本心迄は分かってなかったのだろう。
そしてBパート。あ、そう来たか。那織のモノローグで来たか。那織の視点で純と、そして琉実の事を見ている。琉実が純と付き合ってしまった。同じ趣味であぐらをかいていた自分は琉実に純を取られてしまった。なのに琉実は中学三年生が終わる時に純と別れたと言うのだ。
琉実だけは全部の事情は知っている。でも純と那織はどうしてこうなったと思ってるだろう。