Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ・第11話
諜報部隊のウリミナスがゴザルに着いて行ったので魔王軍はちゃんとした偵察が出来なくて人間側の罠にはまって対戦する以前にやられてしまっていた。力で押せと言うユイガードだったが、他の幹部の士気はだだ下がりだった。これでは益々魔王軍は駄目になってしまう。
魔王軍の為に士気を上げなくては→分かる
士気を上げる為に懇親会をやる→分からない
一方フェンリースは福引で温泉旅行を引き当てていた。温泉旅行は3名から15名で行って下さい。つまり二人だけでは駄目です。
これで今回の話、と言うか前編なので最終回の後編を合わせて全員(魔王軍含む)で温泉旅行の展開だなと言うのは分かった。
果たして行った先の「きのさきおんせん」では七つの効能のある温泉があり、その中に子宝の湯があると聞いてフェンリースの目の色が変わる。到着した温泉旅館で中居さんにこっそりと子宝の湯はどこにあるかと聞いたら、中居さんも心得たもので密かにフェンリースに案内を渡した。
とは言っても子宝の湯は家族風呂ではなくて一般の湯だったので男女別。これは湯から上がってから頑張らないといけませんな。
ところが頑張る前に事件は起きた。
先ずは金髪勇者までこの温泉に来てしまったのが間違いの元。魔王軍の所を脱出した時に行き掛けの駄賃として何かを奪って来たが、これがまずかった。
魔王軍の方は血の気の多い幹部が余興の筈だったのがそのまま喧嘩になって魔力封じのペンダントをかなぐり捨ててしまったので魔王軍幹部の魔力がほとばしる。それを金髪勇者のアイテムが吸って、近くに居た金髪勇者に影響して暴走してしまった。
ツーヤ、ここでも健気だな。
暴走した魔力に取り込まれた金髪勇者が温泉旅館を壊そうとしたのでフリオが防御。それを知ったバリロッサ達もフリオの助力をせねばと向かった。
自分達も助力をと思ったゴザルだったが、それをユイガードが発見。ちょうどよい、魔王の座を奪った時は勝手にゴウルが玉座を放棄したが、改めて対決しようと言い出した。
折角の城崎温泉なのに魔王同士の戦いで破壊しちゃいかんぞ。
きっとフェンリースが怒髪天を衝くと思う。