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声優ラジオのウラオモテ・第12話・最終回

由美子は千佳に自分に何が足りないのかをとうとう聞いた。千佳、以前から思っていたって言うけど、それを知りながら今迄言わなかったのはどうなんだろう。ライバル心が強すぎて言えないと言うのは分からないでもないが。

それによると由美子は他の声優を、大物声優を意識しすぎていると言うのだ。悪く言えば怯んでいる。千佳の言い方をすると気概が足りない。どうだ、これが私の演技だ!と言う勢いが足りない。ああ、だから声優を始めた当初は受けが良かったけど、慣れるに従って小さくまとまってしまったのか。一方でオーディションではそれがなくて光る面を見せたりする時がある。特に準備不足だとそれを考えてる余裕が無いから逆に力が出せる。

音響スタジオに行きがてら千佳は良い事を教えてくれた。あの、由美子がすっかり意気消沈してガヤに参加しそこねていた時に大野が叱った時の事だ。大野は見込みの無い新人は叱らない。無駄になるから。でも由美子が叱られたと言う事は見込みがあると認めてくれたからだ。因みに千佳は第1話の時に叱られたけどね。

音響スタジオに着いた時、杉下が言う。シラユリのオーディションは難航した。100点に近い演技をする声優は居たけど、60点程度だったあなたを選んだ。なぜだか分かりますか。自分だと100点の演技が出来る様になるから?違います。違うんかーい!
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杉下、ちょっと意地悪な言い方だったけど、歌種やすみなら120点の演技が出来ると考えたから。

そこに森と大野が入って来た。当然だが、二人の抜き録りではなくて、やすみの為に来たのだ。でも、か、勘違いしないでよね、作品の為なんだから。

さあ、歌種やすみをその気にさせる要素が揃って、収録開始。
ここに居る全員に見せてやる、自分の演技を。

大野が振り向く程の演技が始まった。そしてシラユリが喋るセリフは全部今のやすみの状況。リミッターを外してやる!今度こそサクラバに届く!

やすみの熱演に夕陽が怯む場面があった。画面に合わない。思わず音響エンジニア(?)が杉下の方をチラ見する。
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やすみの迫力ある演技が終わって画面がいつの間にかEDに。夕陽がうつむいて悔しそうな顔をしている。終わったんだよねとコントロールルームの杉下の方を見るやすみ。杉下、OKを出すのも忘れる程だった。

森はやすみの汗をハンカチで拭いてくれる。大野はやすみ以外のマイクも入っていたのかと杉下に確認したら、全員の入っていたと言うので、サクラバの怯えた声が入ってしまったがあれで良いのかと聞く。杉下、もう遅いんだ、神代監督は電話しながら出て行ったと言うので、それって演技に合わせて作画修正入れるって事だな。

森はさっきのハンカチをくれるし、大野はやすみの年齢を聞いて若いやつは化けるんだよなと言いながら出て行った。二人とも認めた。そして杉下も、あなたをシラユリに選んで良かったと言ってくれた。

でもふてくされてるのが千佳。由美子があれで良かったのかなとか言ってくるので千佳は怒り心頭。ファントムの最終回迄絶対見ろ、最終回迄にあんたを絶対越えてやるんだから!

ファントムの現場は無事終わって、いつものコーコーセーラジオ。外角高めさんからまたメール。結果を出せたとの事。歌種やすみもうまく出来たみたいだとか言うので、またぞろ夕陽さんがご機嫌斜め。

それを感じた朝加が新しい企画。イチャラブ大作戦。百合営業かよ!ただ、朝加がこれを出したのには理由があって以前にも増して千佳が刺々しいのを聴取者は敏感に感じ取っていたのだ。だからここでそれをやっておこうと。

と言う事で次の収録迄に相手の良い点を列挙しておいて下さい。これ、由美子も千佳も苦しんだ。由美子は薄っぺらい点しか思いつかないし、千佳に至っては由美子は胸がでかいだけと。

ラジオ収録迄時間があるからちょっと寄って行かないと千佳が連れて行ったのはところざわサクラタウンのジャパンパビリオン。以前乙女がライブやった所だっけ。にしてもところざわサクラタウンって凄い遠いよ。武蔵野線でないと行けない場所だから。
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そこで夕暮夕陽から歌種やすみへのライバル宣言。

イチャラブ大作戦、めくるが尊いと漏らす程で乙女も仲が良いなあと言う程なんだけど、その中身はドス黒いオーラが充満していた。いや、そのテーブルの大きさだと脚を蹴るのは無理では。

 

声優ラジオのウラオモテ、なかなか良かった。やはりプロはあれだけ頑張ってるんだ。
実は私事だけど、会社で提供するシステムの為に声優さんの声を収録する為に一度だけスタジオマウスに行ってさる有名声優さんの収録に立ち会った事がある。何故私が呼ばれたかと言うと、その声優さんがやった役はもう何年か経っているのでいかな声優さんと言えども当時のイメージで声が出せるか、アニメに詳しいおまえが来てくれと召喚されたのだ。やってるうちにこうかな?と思う部分でリテイク出したけど、そのうちに私の方が疲れてもういいんじゃないみたいな気持ちになったが、これを見たら声優さんの本気度は私ごときの姿勢とは雲泥の差だったんだ。今更気付かされる。

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