夜のクラゲは泳げない・第10話
まひるにあんな顔をさせてしまった花音。キウイとめいに当分JELEEの活動が出来ないと言って帰ってしまう。花音が立ち直るまで居場所を守らねばとめいとキウイは花音のバイトしてる店で代わりに入った。しかし以前からだったけどあんなに店員が私語していて良いのか。
と思ったら流石に店長がおかんむり。それでも二人には出来る事をやらせた。めいにはティッシュ配り、キウイは配達。そう言えば合宿免許回があったね。免許がまず役に立ったのは花音だったがキウイも今回役に立つ。しかもこの二つの役割がそのままこの先の話の展開に繋がる。
花音に言われた事がショックだったろうけれど、でもまひるはしっかり絵を描いていた。
めいのティッシュ配り、意外な形で話が進んで行く。誰も受け取ってくれなかったのに一人受け取った子が居て、だからめいはまじまじとその子を見た訳だが、見覚えのある顔立ちだった。彼女はサンフラワードールズのセンターのメロではないのか。だから思わずめいはメロちゃんって声をかけて、そして条件反射的にメロが反応してしまう。
めいはメロに聞きたい事があると言って執拗に追いかけるのだ。
一方でキウイが配達に行った先はミー子。
飛ぶ鳥を落とす勢いのYtuberとなっていた。ミー子にはちゃんと事情を話したが、来週の配信は絶対やれと言う。ゲストを呼べば良い。それはおまえか。
めいがメロを追いかけた果てにカラオケボックスへ。最初はただのファンだと思っていたメロだが、めいがJELEEの一員だと聞いて少しは話をする気にはなったらしい。でもここでもめいは歌はNGで。
メロに言わせると自分は雪音の養分なのだと言う。雪音が自分の夢を実現する為の養分でそれをかなえる為に歌う。そして花音=ののかも雪音の養分の為に歌っていたのだと言う。確かにそうだったね。めいが否定してもフォロワー10万人を目指したのはまた雪音に見て貰いたいからなんだろと。
そんな事をして帰りがすっかり遅くなった二人、バイトをやめさせられてしまった。
二人が心配してる中、学校で噂されるのが嫌で花音は勝手に早退。あのクラゲの絵の前で歌ってる子が居る(Xで指摘されていたけど、この二人以前電車内でも描かれていたらしい)。二人はJELEEに戻って来て欲しい様子だった。ネットで言われている噂なんて気にしない。
キウイから連絡を受けたまひるは今自分は何も言えない。何か言っても嘘になる。今は自分が選んだこの仕事を仕上げるんだと言う。凄いな、あれだけの事があって描けるんだ。創作は心理的に嫌な事が起きるとそれに妨げられるものなのだが。
めいは花音の所に確認に行く。メロに言われたあの事を。花音はその通りだったと言って、そして嘗ては自分は母に利用されていたが、今度は自分が同じ様にまひるを利用していたんだと気がついた。
どうにもならないの?それをどうにかする糸口がYtuberのミー子だった。例のコラボ配信の方式でJELEEからのお知らせ。ノクスから言うのが苦しい感じでJELEEは解散になるかもしれない。以前約束した曲は送れないかもしれない。これがJELEEとして送る最後の曲になるだろうとキウイとめいで仕上げた曲の部分だけを流しだす。
でもめいが我慢出来なくなった。あれだけ歌はNGと言っていたのに。とんでもない調子はずれで歌い出した。ミー子がキウイを送り出す。
行け、キウイ。キウイはバイクで花音の所へ急行する。これを聞け!めいが好きなののたん戻って来い。
みんな、ごめん、もう一回歌いたい。
これで次の曲に行ける....と思ったら今度はキウイ?
でも残り話数が2話しかないよ。