ガールズバンドクライ・第８話

アバン、誰だ？と思ったが声で桃香と分かった。ダイダスの高校時代。事務所から声をかけられた時か。桃香は高校をやめると言う。退路を断たなくちゃ駄目なんだ。校庭に何か書いてるなと思ったが、めざせ！！ぶどうかん！！

仁菜がステージで「私予備校やめます」と宣言したので桃香は激怒。いつも仁菜は突然だけど、今回は観客の前でと言うのが加わったから。

談合坂SAに入ってからも言い争いは続く。桃香が離れて座ってるし、そのくせ両方から言い合いをして間に居る客は大迷惑だし。SAの他の客も皆目を見張って見ている。すばるが撮影なんですと誤魔化すが。

逃げるんですかと言う仁菜に対して殴らむとする桃香。殴るなら殴っても良い、慣れてるし、それで桃香を軽蔑出来ると言う仁菜。あいつらと同じだと。

川崎に到着して仁菜が先に降りたところ、ギターを抱えている。ミネがくれたのだそうだ。ここ、何気なくミネが仁菜の歌を認めたのを表現している。

次に桃香の家に着いたら、すばるは自分は都内だからここから電車で帰ると言う。勿論、それは嘘だった。嘘つきすばるさん。でもその嘘がメンバを繋げるんだけど。桃香の所ですばるはトゲナシトゲアリの現状を桃香に教える。桃香は多分やめる事が頭にあったからその辺を全然見てなかったのだろう。でもフェスには通ったし再生数は上がってるしレーベルからの声だったかかって来ている。そんな話を聞いて桃香が驚いていた。そう言えばフェスに出ると言っていたんだからそれに出ないままやめるのはどうなんだ。一方でそこでズルズル行っていたらやめられなくなると思ってもいたのだろう。

智とルパは元々プロ志望。そして仁菜が踏み出した。それにすばるも乗る。仁菜が言っていた、やるなら退路を断たなくちゃ駄目だと。出たな、自分が昔言っていた言葉を言われると弱いやつ。

仁菜は川岸でギターの練習。ここ、多摩川見晴公園か。そりゃ最初は難しい。でもアニメはその後に信じられない急成長するものだ。

そして仁菜は父親に手紙を書いた。今迄育ててくれてありがとう。これからは一人で頑張ってみます。通帳はこのレターパックで返送します。通帳を送るって所に覚悟があるな。とは言え仕送りを断ったら生活費を何とかしなくてはならない。と言う事で、智とルパの居る牛丼屋でバイトに入る。

その時、ルパが客からカスハラを受けているのを見てしまった。当然仁菜は黙っていられないからツカツカと寄って行くがルパは先に謝った。こんなのいつもの事。私にもロックは必要と言う事。

高校で仁菜が虐められていた時、学校側は手打ちをしようとしていた。父親があれで学校に貸しを作ろうとした時か。でも仁菜は握手を拒絶。その時だったのか、放送室に駆け込んでダイダスの曲を全校に流したのは。以前にこの場面が出た時は、そんな事はいくら何でも迷惑すぎるだろうと思ったけど、あの時の衝動がなせるものだったのか。つまり桃香のダイダスの歌が心底仁菜を救った訳だ。それだけに仁菜は桃香の歌にこだわるのだ。

桃香が牛丼屋にやって来て、このあと時間があるかと仁菜に問う。軽トラに仁菜を乗せてどこかへ。あれ？オートマ車だと桃香は普通に運転出来るだ。そう言えば昨晩はハイスピでもドライバーが悉くマニュアル車をエンストさせてたな。あれは2000GTだからクセがある、みたいな感じだったけど。

着いた先で桃香は今のダイダスのステージを見せる。これを見ろ、これだけの集客をするには好きだからと言うだけでは済まない、やりたい事をやるだけでは済まない。

桃香がダイダスやめた時、残ったメンバーはファンからの罵詈雑言で大分傷ついたんだな。でもそれを乗り越えて今がある。あいつらは続ける選択をしたんだ。

じゃあ何故自分はあの時にやめなかったのか。それは仁菜を見て、ほとばしる感情をそのまま歌にしてる仁菜を見て、昔の自分を見たから。

でも仁菜は納得しない。自分の気持はどうなるだ。自分は桃香の思い出じゃない。あの勝手に手打ちにされそうになった時にすくい上げてくれたのが桃香の歌なんだ。その歌を誰かに届けるのが桃香の役割だと。

その争いをダイダスが見かけたので桃香はその場から逃げ出す。それを仁菜が先回りして軽トラの前に立ち塞がった。

止まった軽トラにダイダスの三人が呼びかける。自分達は間違っていなかったと証明して見せる、生き残って見せる。その呼びかけに仁菜が絶対負けない、自分達が正しいと言ってやると叫ぶと、桃香も三人に言える。もっと可愛いくやって見せろ。次のフェスで勝負だ。

帰りの軽トラの中で桃香はぐしゃぐしゃに泣く。

その結果はLINEで智やルパ達に入る。すばるにも入るのだが、スマホの横に水滴が落ちて、あ、すばる泣いてるの？と思ったら湯上がりかよ！この嘘つきめ！