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ダンジョン飯・第22話

前回、亡霊によってデルガルの孫ヤアドが村の主人をやってる不老不死の村に迷い込んだライオス一行。そこでヤアドに狂乱の魔術師を倒してくれと頼まれたところまで。

朝はセンシの作った朝食。パンケーキだ。長らく食べた事ないな。子供の頃はあんなに好きだったのに。センシはヤアドに食べなさいと言う。味の感覚がほとんど無いけど、味覚は常に磨けと言う。

食卓を囲んだ記憶からヤアドは狂乱の魔術師=シスルの過去を思い出した。元は道化師として曽祖父が城に入れたが、才能があるだろうと即位したデルガルが魔術の勉強をさせたのが事の発端。シスルは黒魔術にのめり込んで最後は狂乱の魔術師となってしまった。

ライオスは狂乱の魔術師と話がしたいが、どこで会えるかと問うと、ヤアドは彼はまともな話が出来る相手ではないと言う。デルガルをこっそりと出発させた時に関与を疑われて処刑された者も出た。

会うだけなら出来る。魔術師の目に触れれば向こうから来るだろう。どうしても話がしたいのなら最深部に居る有翼の獅子の力を借りると良いとヤアドは言う。その有翼の獅子、そっちとは話が出来るのか?

そして村から出立。別れ際に村から物資をいくらか貰えた。あまり多くても運ぶ者が困る。運ぶ者?そう、またあの亡霊の手で抜けるのだ。

暗い通路からマルシル達の悲鳴が聞こえるのを見送ったヤアドだが、その背後にはシスル。ヤアド、とぼけきる事が出来るのかな。

ライオス達が抜けた先は古代ドワーフが作った貯水湖。おお、まるで首都圏外郭放水路みたいだな。ドワーフと言うとセンシだが、センシはこの移動で具合を悪くしていた。そしてイヅツミはやっと元に戻って、でも記憶が残っていたらしくあんな恥ずかしい行動を取ったのかと頭を抱える。
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センシとイヅツミが動けないのでチルチャックが番をしてライオスとマルシルが周囲の様子の調査へ。

落ち着いたセンシが柱に刻まれた文字みたいなのを写し取ってくれとチルチャックに頼む。それを見てみたらどうやら全体の南東部....と言いかけたところでマルシルが大変大変と駆けて来た。

ファリンらしき影を見かけた。行ってみたら確かに鳥みたいな足跡が残っている。ファリンって赤龍とのキメラじゃなかったっけ?ライオスの見解ではあれはグリフィンではないかと言う。それを聞いたセンシが恐れた。あれ?センシはどうしてグリフィンだと恐れるの?キノコで話を逸らそうとするけど。

そこにグリフィンの襲撃。ライオス、相変わらず魔物への興味が普通じゃないな。かっこいいとか喜んでる。危ないだろ。マルシルが魔術で撃とうとしたのにセンシが怖がって逃げたらグリフィンはそちらへ。あっと言う間にグリフィンに攫われてしまった。

まずい。グリフィンはずっと高い所へ言ってしまう。どこに言ったか分からないし、そんな高い場所には行けない。それでは蘇生が出来ない。

マルシルが考えた結果、使い魔を召喚(作る)して探させる。方法は三つほどあるが一つは既存の精霊や魔物を支配して操る。これは複雑で迷宮の主に気づかれる。次は動植物をいじって生成する方法。しかしこれは時間がかかりすぎる。そして最後は一から作る。肉を材料として魔法陣で鍋を使って作る。それ鍋物では。

魔物を作るとあってはライオスが黙っていられない。自分も出来るかと言うと、危険物取扱者にならないといけないそうだ。そんな資格あるんかい。

センシを必至に救出しようとしてるのを見てイヅツミが聞いた。あのじいさんは何者だ。でもライオス達もほとんど知らない。ただ、チルチャックはずっと気になっていた事があった。センシは10年前から迷宮の中で魔物食を求めて暮らしていたと言うが、迷宮が発見されたのは6年前だ。計算が合わない。他にもあの鍋や包丁はどうしたのか、さっき古代ドワーフの暗号が解読出来たのは何故か、グリフィンをやけに恐れ、そして最後の疑念はチルチャックを執拗に子供あつかいする。最後は違うのではと思ったが、その点もおかしいのだ。ハーフフッドを知らないのはおかしい。

そうこうするうちに魔物が出来ました。
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ライオスのすげーがっかり感。

あのピヨピヨなお菓子みたいなのはそれでもちゃんと飛ぶ。その視界がマルシルに共有されて認識がおかしくなるので自分の目は目隠しして貰った。こんな気持ち悪いのを狂乱の魔術師は何体もの魔術師の目を飛ばしてやってるのか。

ダンジョンクリーナーなどの動きでそれらしい場所を探す。果たせるかなセンシを発見。でもあんな小さい魔物だとセンシを動かせない。その間にグリフィンに襲われて一つ目の召喚魔物は潰された。

ライオスに頼んでグリフィンの速度に負けないワイバーンの様な姿に変えた。確かに速い。ロープをセンシに渡せたところまでは出来た。でもそれでもグリフィンには敵わなかった。二体目も喪失。

よーし!俺に任せろ!もっと凄い魔物にしてやると大興奮のライオス。しかしその力作を潰して救出に特化した魔物を作った。天駆ける白銀の翼、スカイフィッシュ!
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そしてその動きとシンクロするマルシル。
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見た目はアレだけど行動に特化したスカイフィッシュは頑張った。グリフィンより速く飛びそしてグリフィンの翼を撃ち抜いた。墜落したグリフィンをライオスが剣で貫く。グリフィン、倒せたな。

役目を終えたスカイフィッシュ、まあそうなるだろうとは思ったけど、ライオスによって料理の材料にされた。スカイフィッシュアンドチップス。

助かったセンシにチルチャックが語りかける。まずはチルチャックの身の上から。10年程今の仕事をしてる。妻と娘が居るが何年も会ってない。それを聞いたらマルシルみたいに驚くわな。
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そしてセンシの過去語りを促した。以前は鉱夫だった。戦争前の遺物で一攫千金を目指したが、大抵は鉱物しか掘れず、たまに歯車やレンズが見つかる程度。え?そんなものが貴重なの?

ところがある時黄金の古代の城を発見した。それがこの迷宮。

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