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転生貴族、鑑定スキルで成り上がる・第6話

アルスが11歳。やはり前回から時間が飛んだか。レイヴン、愈々病が厚くなって来た。
レイヴンがこんな状態になって来たのと裏腹にミーシアン州では総督が何者かに暗殺される事件が起きた。いや、総督、何故そんな部屋に灯りも付けず一人で椅子に座ってるんだ。何してたんだ。殺して下さいと言わんばかりではないか。
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総督が殺された事で空席となった総督の座の後継者争いが勃発するのは疑いようがない。レイヴンは、ローベント家としては上位にあるカナレ郡長ルメイルの考えに従うが、おそらく郡長は長男クランの方を支持するだろう。自分もそうするとアルス達に告げた。

果たせるかなルメイルから各領主に招集の手紙が来た。この段階では未だ兵を率いてではなく、先ずは領主に来いと。

と言う事でカナレへ。城門でローベント家の者で父レイヴンの代理として来たとアルスが言っても、未だ子供なので門番が信用しない。だが、ローベントの火炎姫シャーロットとローベントの死神リーツが従っているので門番も認めた。

と言う事で城の中に案内され、途中でルメイルの家臣と言うメナス・レナードと言う男と会った。早速鑑定してみたが、ステータスの平均値が高い。出来る奴と見た。そして会合の間に通された。

入ってみたら二人領主が居た。この作品の世界設定がなかなか馴染めないんだよね。ローベント家はそんなに大きくない、とは言ってもよくある世界観でのそんじょそこらの騎士伯みたいなものではなく、伯爵級の屋敷や兵を持っている。それを束ねているが「郡」で、よくある世界観だと侯爵級になりそう。でも他の「領主」がローベント家よりももっと偉そうな服を着てた。

その中で老人はアルスが小さい頃を知ってるクメール領主クラル・オルスローだった。一方もう一人、最初入った時はおばさんかな?と思ったが、そうじゃなくて、でも次に見た時は体格の良い若者かな?と思ったけど、それも違う。誰だこの人と言う感じ。

そこに郡長ルメイル・バイレスが入って来る。さっきのメナスを引き連れて。鑑定したところこの二人で才能をうまく補い合ってる様だ。この郡は人物だけは大丈夫っぽい。
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ルメイルからはレイヴンが予想していた事を言われる。異論あるかと言われて異論ありませんと言うだけの会合。

でもこの会合だけでぐったりのアルスの所にさっきからこちらを睨みつけて居た領主がやって来た。トルベキスタ領主ハマンド・プレイド。つまりリシアの父親。いやさ、領主が集められて自分を入れてたった三人で一人がクラル・オルスローだとしたら消去法でリシアの父親だと気づかないか?

クラルアルスを睨んでいたのは最近リシアが不機嫌だからだそうだ。ちゃんと手紙の返事を返してるか?そう言われてアルスはハッとした。父レイヴンがあんな状態だったりして手紙の返事が先延ばしになっていたのだ。それをアルスは謝罪する。クラルは普段感情を表に出さない子があれだけになるのだから余程君の事が気に入ってるのだろう、今後頼むよと言われてアルスも全力でリシアを幸せにしますと誓った。

帰ってからレイヴンに自分が知らないうちに招集に応じたのかと言われた。あれ?何も言わずに行ったの?ただ、ちゃんと名代を果たした事は褒めてくれる。

アルスは焦っていた。自分は今のままだと戦場で役に立たないのではないか。実際模擬戦では全然駄目だった。だから鍛えなくては。

そこに急報。セイツ州がクメール領に侵攻を開始した。だからルメイルから出陣せよとの命令が入る。クメールがやられるとその隣のランベルクもただでは済まない。要請に従って直ちに出陣せねば。ただ、父はあの状態だ。だから自分が兵を率いると兵を招集する。

そこへレイヴンがやって来た。お前が兵を率いるのは許さん。自分が兵を率いると。その理由として捕らえていた罪人を引き出す。処刑が伸び伸びになっていたが、今ここで処刑する。アルスによく見ておけと。

そうして罪人の首が斬られた。それを見て恐れおののくアルス。お前の顔は戦士の顔になっておらぬ。それでは実際の戦場では兵を率いる事は出来ない。

アルスが一人残され、レイヴンを先頭にリーツ達も出陣した。
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戦場だの死だの確かに見てこなかったかもしれないが、アルスは転生前は35歳の成人男性だったんだぞ。そこからさらに11年、一体お前は何をやって来たんだ。

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