終末トレインどこへいく?・第7話
一人抜け出した静留はゾンビに捕まってしまった。どこかに連れて行かれるが、その時に縄をほどいて、パンツ見えちゃうとか言ったらゾンビが反応しそして黒木が考えを変えた。絶対逃げないのなら縄をほどいてやる。なんですか、パンツの反応。
撫子達は静留がどうなったのか心配していた。あ、旗を立てるきっかけはこれか。
(でもこれ、今回の最後の場面では降ろされてるね)
ネコ兄さんからこの辺には渡りゾンビが出没している、なるべく遭遇しない様にと言われていたが、静留がゾンビに捕まってしまったかもと探しに出た。ゾンビ対策は晶。逃げる時間稼ぎはアルミホイルを丸めて脳みそに見せかけてゾンビの注意をそちらに向ける。向ける....もう向いちゃったよ。
ゾンビのふりをしなくちゃ駄目。ゾンビはゾンビを襲わない。そう言われて三人はじっとした。そしてアルミホイル脳みそを放りだしてゾンビの注意がそっちに向いたすきに逃げる....かと思ったら、急激な動きは駄目だと言う事で絵の具で顔を塗りたくってゾンビのフリをした。そのまま逃げればと思ったが撫子がゾンビの一人が静留のリュックを背負っているのを発見。静留がそっちに居るのかもとついて行った。ただ、もう静留がソンビ化していたらどうしよう。
果たせるかな静留は居た。ゾンビ化はどうだろう。普通の顔色をしてる。そしてこちらを向いてびっくりしていた。びっくりしたと言う事は自分達の顔を見て驚いたのだろう。静留のその後のジェスチャーは三人がゾンビ化したのかと言う疑問を投げるサインだった。
ごまかしていたのは良いのだが、あっさり黒木に見つかる。でもこの時点では三人がゾンビなのか確認した。ソンビのふりかゾンビ化したてなのか。
その確認の為に味噌煮込みうどんを持ってこさせて食べる。また普通の食事してるぞ、一人だけ。煮込みうどんに反応しないからゾンビかもしれない。もう一つ確認する。
何故セガサターン!
サターンでゾンビシューティングゲームをやって見せる黒木。でも何度も負ける。それを見ていて黙っていられなかったのが撫子。怪しんだ撫子に黒木がやってみろと言われてやるのだが、撫子ってゲームになると人が変わる。
ごまかし笑いをするのだが、ゾンビは笑わない。笑うゾンビはゾンビじゃない。おまえらは人間だとゾンビ達に襲撃させた。一対一なら静留は強いんだけど数が多いからね。ゾンビが弱いから晶でも戦えるは戦えるけど、数は多いし復活するし。
復活するのはずるいと言っても黒木はこれがゾンビの生態なのだから卑怯じゃないと言う。生態、それは撫子がネコ兄さんから聞いたキーワードにあった。未確認情報だが、ゾンビは「せい」に弱い。晶が気がついた、「せい」とは「性」か。生命力に対して弱いのか。
だから撫子は「えーろー」と叫んだが、それでは駄目だよ。だから知識がある晶にエロスな小説を詠唱させた。効いてる効いてる。文芸系は詳しくないけど検索したらどうやら「チャタレイ夫人の恋人」らしい。
ゾンビに効いて、それを聞いたゾンビが爆発消滅。黒木は何故ゾンビの弱点を知ってるのかと驚いた。それはどうも黒木がゾンビと初めて遭遇した時の回想らしい。
ともかく四人はエロスで逃げ出せた。さてどうやって池袋へ行くか。電車でゾンビを突っ切るか?ゴリゴリ潰す?線路の上で山になってるんだよね。そこで善治郎の知識を貰う。善治郎ならえっちな事を知ってるかもしれない。と言う事で例のモールス信号で聞いてみたら歌なら知ってると言うのだ。なんだその歌は。
ともかく聞いた歌をメモして、そしてゾンビめがけて歌い出した。いや、歌詞は分かるが節回しはどうやって。このすぽぽんぽんが効いた。ゾンビはどんどん破裂するが、近寄って来ないので膠着状態。
それで静留はゾンビ女王黒木と話をつける事にした。今までの黒木の行動から多分黒木はゾンビじゃない。
と言う事で吾野柔術の使い手静留と吾野弓術の使い手撫子が黒木の方に向かった。黒木に近づけた静留が黒木の頬をこすったら色が剥げた。そこから黒木の回想。
一人でかけていた黒木がゾンビに囲まれたが、たまたまパンツがめくれたらゾンビが破裂した。以来ゾンビをごまかしている。黒木の家は本来は保谷。ゾンビを振り切って逃げようとしたが、例の駅間が途方もない状態だったから全然辿り着けない。それで元の場所に戻った。戻ってみると降ってきた雨でカビカビになったゾンビが迎えてくれた。待ってくれたのだ。このおかしな世界でたった一人の黒木を。そしてその時から黒木はゾンビの女王になる事を決めた。
前回言っていたが、ゾンビは環境が悪いと存続出来ない。今回もカビだらけになっていた。だから黒木が主導して渡りゾンビとしてゾンビが存続出来る状態にしていたのだ。
良い女王やってるじゃん。玲実が、じゃあクロキンはどうする、一緒に来て保谷に帰る?と聞いてみた。馴れ馴れしいと言う晶に「友達なんだから」と言えちゃう玲実。
そう言われてクロキンは友達と池袋に行きたい気持ちは湧いたが、自分は残ると言う。下手したら攻撃されちゃうかもと言う晶にクロキンは慣れていると言うのだ。慣れている?
そうしてクロキンは池袋にも女王が居るから気をつけろと言って送り出した。電車の中で玲実はクロキンは昔苛められっ子だったのかと思った。だから一人じゃなくて守ってくれるゾンビの女王として残ったのかも。