出来損ないと呼ばれた元英雄は、実家から追放されたので好き勝手に生きることにした・第1話
ヴェストフェルト公爵家の長男アレンは何のギフトも貰えず全くの無能者と言う事で父にして当主のクレイグ公爵から追放を言い渡される。
ただ、実はアレンは転生者らしい。晴れて自由の身になって求める旅に出られたが、そこでお姫様が魔獣の様なモノに襲われているのを発見。あんな遠くから。そのお姫様はアドアステラ王国第一王女のリーズ・アドアステラで、嘗てパーティーの会場で皆がアレンを悪しざまに言うのを一人かばってくれた子だった。
そんな子が死地にあっては助けるしかないと、ここで本当の力を発言。驚異的な速度で助けに行って、襲いかかる魔獣を全部倒す。
リーズは天啓を受けてある村に向かっていたが、そこは山に住む龍に生贄を捧げる村だった。たまたま当代の勇者アキラ・カザラギが生贄の子と遭遇し助けを求められたので龍退治に出かける所で、リーズはそれが天啓だったと理解しまたアレンも付き合う。
しかしどうも龍はヴェストフェルト家と繋がっていて生贄の村を用意するから安全保障をして貰っていたらしい。そして龍は龍で退屈だからと生贄の少女を逃がしてみてやってくる勇者で遊んでやろうとしたのだ。確かに龍が強い。と言うか勇者が弱いのでは。
勝ち誇った龍に対してアレンの剣が炸裂して退治されるが、こんな話は聞いてないぞーともっと誰かが背後に居るのを仄めかす。