ダンジョン飯・第16話
マルシルが石になったり、ライオスが鼻血出してる間にチルチャックがこの迷宮の変化の法則を見つけました。いや、みんなそうなったのは仕方ない理由があったろ。
質量保存則みたいなのがある様で、ある場所から移動した物が別の場所で壁などを作る。主だった言えは動かない。壁は右回りで移動している。これらの事によって今までみたいな当てずっぽうな動きはしないで済む。
そうやって歩いて行くと、あの赤龍を倒した場所に出た。チルチャックはそこに残っている赤龍の血の痕跡を見たら、またライオスやマルシルがファリンを探そうとするか心配だったが、何と現場は綺麗になっていた。
壁の隙間からライオスは誰かに声をかけられたが、その声は魔術師の目に気をつけろと言うのだ。さてはと思ったら小型のドラゴンが来る気配で、でも隠れる所が無い。そこで壁が修復されていると言う事はと気がついたマルシルがチルチャックを抱えて壁に突撃。壁にめりこんだぞ。こうして小型ドラゴンを回避したが、壁が未だ柔らかいのは迷宮修復の途中だったからだ。それは足元に蠢く虫みたいなのクリーナーが全部やっていた。
階段の前迄辿り着いたらホッとして、アレをするかと言う。私はまた料理するんだろうなと思ったのに、マルシルはあのカエルのスーツを着たよ。ああ、階段にまたテンタクルスが生えてると思ったのか。でもそう思ったとしてもライオスとセンシが違う事をしようとしてるのに気づいたらどうか。
今回のセンシの料理はコカトリスの石焼き親子あんかけ。
何と修復前の土を使ってるので器も食べられます。いや、どう見ても土の味がするのでは。
そこに何者かの集団に襲われた。蜘蛛を操ってる?ヤバい連中かと思ったらシュローの一行だった。しかもカブルーの一行も居た。カブルーの一行、あの水上でシュロー一行に助けられたんだっけ?
カブルー達はライオス達を見て、自分達から財宝を盗んだ連中だと気がつく。カブルーはさりげなくライオスにはじめましてと挨拶したらライオスも(全滅してるのは見かけたかもしれないが記憶に残ってないだろうから)はじめましてと普通に返した。カブルーは賢くて、ライオスのこの何の躊躇いもない返事から彼らは自分達に害をなしたのではなく、自分達が何か勘違いしている可能性があると気がついた。いづれにしても敵と言う認識からはある程度解除された。
シュローとの再会を喜んだライオス達だが、そのシュローがぶっ倒れる。眠らず食べずに強行して来たと言うのだ。そんな事をしたらこの先に行けない、まずはちゃんと食べろとライオスに勧められてシュローはやっと食べる気になった。シュローを心配していたマイヅル達は喜んだ。特にマイヅルが。そしてシュローの為に食事を作るのだ。
とは言ってもこの大人数で食事をするのは危険だと言うので、三つに別れる。シュローとライオスが一緒で、そこにカブルーと忍者ヒエンが加わった。ライオス達が今迄どうやって来たか語るとカブルーが興味を覚える。この場は何とかライオスはごまかすのだが。
マイヅルの料理が出来てシュローの所に持って行ったら、一騒動起きていた。折角人払いしてファリンをどうやって生き返らせたのかシュローにだけ話したのに、ヒエンには聞かれてバラされるし、シュローはファリンにそんな術を使ったのかと激昂してるし。
ただこれを聞いたカブルーは黒魔術には興味を持ったらしい。
ともあれ、ファリンを死なせずに生き返らせるにはそれしかなかった。シュローも納得は出来ずとも理解はしない訳には行かない。
なのにその肝心のファリン、姿が変わってしまってデルガル様を探すとか言ってる。