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悪役令嬢レベル99~私は裏ボスですが魔王ではありません~・第11話

アリシアをはじめエドウィン王子達三人も順調にレベルが上がってる。魔王討伐の準備は出来つつあった。

しかしユミエラの身辺で異常が起き始めた。まずは王室の魔道具開発部の者だと言う男が来て、新しい魔道具のテストに協力して欲しいと言われる。学園長の許可も取ってあると言って教室へ連れて行く。この辺の様子で学園長が立ち会わないのは変だなと思って見ていた。

魔道具をつけてユミエラが魔力を出そうとしても出せない。成程、魔道具としては優秀だった。それを見た男は今だと言って暗殺者を呼ぶが、ユミエラは魔力がレベル99なだけではなく腕力もレベル99で、魔道具を物理的に破壊してしまう。
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今更冗談ですなどとは聞かない。学園長から君を襲うとは命知らずと言われたが、ただ、学園に易易と入って来られるので、誰か手引した者が居るのだろうから気をつけなさいとも言われる。

夜に寝ていると剣を突き刺そうとする暗殺者も出現。剣が曲がるけど。

そんな訳で迷惑な話だとパトリックに話していたら、そこを矢で狙った者も居た。自分だけならまだしもパトリックに何かあったらどうするのかと怒るユミエラ。

ユミエラは簡単に暗殺者を退けているが、それで良いのかと言うパトリック。常に襲われる気持ちはどうなのか。自分が側で守りたいとパトリックが言うのだが、そう言われてユミエラは気がついた。これは魔物とやるかやられるかで戦っている時の高揚感。

学園に居ると他の生徒に危険が及ぶかもしれないとユミエラは街へ出かけた。すると一人の子供が仲間に入れないで遠くから子供達が遊んでいるのを眺めている場面に出くわす。どうも髪の毛の色が濃いとこの国ではやはりああやって疎外されるのだ。ユミエラはその子に声をかけ、自分はこんなに黒い髪の毛だけど話相手の友達も出来た。もっと前に自分から声をかけたらそうなれたかもしれないと教えた。

ここにもユミエラに対する刺客が来た。今度はならず者を雇ったみたいだが、こんな連中はチョチョイのチョイである。締め上げるのを見せるのは子供の教育に悪いので、そのまま連れ去る。残った子供達は黒髪のねーちゃんカッコいいと言う気持ちになってあの子もみんなの中に入れたみたいだ。

結局あの連中は何も知らずに金だけ受け取って襲って来ただけ。そんな話をお茶の時にリタに話していたが、お茶を飲んだら何だか味がおかしい。リタを問い詰めたら実は妹が人質になっていて毒を入れる様に命令されていたのだ。一滴飲むと死ぬ毒を。それを毎日数滴。ユミエラ、毒耐性もあるのか。
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リタに命令していたのはユミエラの両親。なればその妹を助けに行きましょうと、リューに乗ってドルクネス家の屋敷へ。先ずはリタの妹サラの安全を確保した。妹が助かったのなら自分はどうなってもと言うリタだが、ユミエラにそんな気は無いって。

そして両親の所へ行く。ユミエラの両親はユミエラの姿さえ忘れていた。娘が勝手に国王派について、しかも反国王派が目論んでいる他国への侵略計画の為の軍隊を上回る軍事力増強をしている(それ魔王討伐軍なんだけど)。おかげで自分達は反国王派の中で肩身が狭くなってしまった。だからユミエラを殺そうとしたのだ。

なんと言う両親だろうか。親として失格以前に人間として失格だ。こいつらをどうするかと思ったユミエラ、父に今すぐ爵位を譲れと言う。抵抗する二人にそれでは今すぐブラックホールに飲み込まれるかそれとも軟禁を選ぶかどちらかにしろと迫る。これには両親も従うしかなかった。

爵位を譲り受けて、国王からはこの先は茨の道だぞと言われるが、領地で出来る事からして行くつもりだ。あの濃い髪の毛の子が疎外されている場面で、自分が活躍する事で髪の毛の色に関する偏見を、先ずは領地から無くして行こうと決めたのだ。ああ、あの話は爵位を奪う行動に繋がったのか。

国王は魔王の復活に関する触れを出し、この時の為に準備していた討伐軍で魔王を倒すと宣言する。

パトリックは自分もユミエラと一緒に行きたいと言う。でもパトリックは軍を指揮する側で頑張って貰いたいユミエラ。それにしてもレベル60迄上げたとかどうしてそこまで頑張ったのかと聞くと、例のユミエラが自分より強い男が好みだと言うのを聞いてレベル上げに励んだのだと明かす。この辺から雲で月が陰って暗くなったので、何か不吉な展開かなと思ったが、そうじゃない。パトリックの告白に応える繋がる展開だった。
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自分より強い男と言うのはただの逃げ口上だったのにと思ったユミエラ。その頃にはもう真っ暗になったが、そこでおもむろにジャンケンを求める。ただ真っ暗になったからパトリックはどちらが勝ったのか見えないと言うと、ユミエラはあなたの勝ちよと言う。ユミエラが勝ってるのに。ジャンケンはあなたが強い。自分より強い人が好き。とうとうユミエラさん、パトリックの恋心を正面から受け止めたか。

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