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ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する・第11話

リーシェがコヨルが滅ぶ未来を防ぐ為に何とかしようと考えている。火薬をアルノルトに渡すと戦争に使われてしまう。ミシェルの目的は火薬が世界にどれほどの影響を与えるかを知る事。え?そっち?前回の印象では火薬で世界を破壊してみるのが目的かと思っていた。世界への影響の方が重点なら別の使い道があるよ。丁度コヨルは地下資源が枯渇しかけていると言っていたじゃないか。それには使えば良いんだよ。火薬のもたらす変革と、コヨルが救われる未来と両立するじゃないか。
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ともかくそんな事を考えながらリーシェはドイツ語でメモを取っていた。
ふと外を見ると沢山のホタル。川辺でもなく、こんな高いバルコニー迄飛んで来るので現世日本のホタルとはかなり生態が違うのだろう。

などとホタルを愛でていたらアルノルトもバルコニーに出て来た。アルノルトはホタルの光が戦の松明に見えたのだ。そしてリーシェに駆除して欲しいのなら駆除すると言い出した。

ホタルがアルノルトの方に多く飛ぶのでそれを羨ましがったらだったらこっちへ来いと言われ、リーシェはバルコニーからバルコニーに飛び移る。相変わらずおもしれー女だ。

アルノルトの目を輝かせるホタルの光。リーシェはそれを綺麗な瞳だと言うが、アルノルトはこれは父皇帝と同じだ、忌まわしい目だと言う。えぐり出したい程だと言うアルノルトと父皇帝の間の確執は何なのだ。過去のループでは悉くアルノルトは父皇帝を殺してるみたいだが。

その目はホタルの光を戦場の松明に見せるし、リーシェが好む皇都の景色も好きではない。そう言う目だと言う。でもその見方は親から受け継いだ物ではないとリーシェは言う。ならばこれから別の見方を学べば良いと言うのだ。しかしそんなリーシェにそんな事は起きないだろうとアルノルトは言う。リーシェもそうだ。自分の障害になるならお前も切り捨てる。コヨルの件で何か画策してる様だが邪魔になると知ったら斬る。

でもリーシェはそうしたいのならそうして貰って構わない。だが、自分は何度だってまたアルノルトの前に現れる(ループしてるからね)。妃になれないのなら侍女として騎士見習いとして薬師として。
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なんて奴だとアルノルトは思ったろう。

ミシェルの方にはテオドールの手下がつけていた。ああ、テオドールの手下なら顔は知られていまい。でもあれだけしつこいとすぐバレるぞ。

カイルはもう一度アルノルトとの面会の約束を取り付けていた。リーシェはコヨルの金属粉を頼んでいた様だがどうするつもりか。

その面会の場にリーシェも居る。アルノルトは同じ話なら聞くつもりはないと威嚇して来る。リーシェはアルノルトに今日の自分は何が違うと思うかと聞く。リーシェはアルノルトが見た事の無い宝飾品を身に着けていた。これがコヨルの技術。でもこれだけじゃね。

次にリーシェは懐中時計を取り出した。それは以前アルノルトがリーシェに貸した懐中時計..ではない。これはコヨルの宝飾職人が複製した物。この世界、時計を作るのはかなり大変らしい。それをコヨルの職人は作れる。時計があったら世界が変わるのではないか。そしてその技術があったらもっと違う物に応用出来るのではないか。リーシェは馬の要らない馬車、風の要らない船。いや動力はどうすんの。でもそれが出来るなら戦争には役に立つ。

確かにコヨルの職人の技術は凄いだろう。でもそれは単にガルクハインがコヨルを併呑すれば良いだけではないか。そう思ったが、アルノルトも同じだった。そしてこんなリーシェの入れ知恵を頼りにノコノコやって来たのか、王族としてそれはどうなのだとアルノルトは言う。
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そう罵倒されてもカイルは引かない。自分が愚かだったのはただ単にガルクハインに頼って守って欲しいと思った点であって、手を携える姿勢だった。

交渉がこのままではまとまらないかもしれない時にテオドールが入って来る。他国の王族との話し合いの席に入って来るのはいささか乱暴だが、テオドールのしたかった事はリーシェに緊急事態を知らせたかったのだ。それを察してリーシェはテオドールと部屋の外に出る。

残されたアルノルトとカイル。アルノルトは部屋に近衛兵を入れて、どうするつもりか。

それは置いてテオドールとリーシェはミシェルが見つかったと言う報告を受けてそちらへ。

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