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薬屋のひとりごと・第22話

青い薔薇(そうび)。最初、音で聞いた時は「青い装備」に聞こえて軍服か何かかと思った。OPで青い薔薇が枯れて茶色くなる場面があったが、とうとうここに来て青い薔薇の登場となった。

この話を壬氏に持ち込んだのは羅漢。以前宮中で見かけたと言うのだが、何故ここまで壬氏は羅漢の話に耳を傾けるのか。以前面倒な男だからと言っていたが限度があるだろう。もっとも今回に限ってはこれで意趣返し出来る訳だが。

そしてこう言う困った事の相談は猫猫に持ち込まれる。確かに他に相談出来る相手は居ない。そもそも今の季節だと薔薇は未だ咲かない。と言う話だが少し前の話では梅が咲いた頃だったっけ。未だ冬から春に移ってない。

欲しいのは来月の園遊会。猫猫はこの無理難題はあいつからねじ込まれたなと思った猫猫は逃げずにあいつを凹ませてやろうと壬氏のこの件を引き受ける事にする。その為の準備として先ずは梨花妃の所に話を通して貰う。

何かと言うと、以前梨花妃の快癒の為に作ったサウナを利用するのだ。その御礼として梨花妃にはアレな本を進呈。
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サウナを改造して、ああ成程温室を作るのか。薔薇に季節を勘違いさせてもう開花時期だと思わせる。はて温度だけで良いのか。日照時間は変えないのか。しかし薔薇の鉢を運ぼうとして足の痛みを感じたせいで無理はさせないと小蘭が手伝いに呼ばれた。

小蘭が来てくれたと言っても猫猫が頑張らなくてはならない部分はある。蒸気を発生させるのはこの季節に温度を上げると乾燥するからだろうか。あ、温める意味があるのか。そんな様子を梨花妃の侍女達が遠巻きにして見ていたから何か手伝う流れかなと思ったけど、そんな事はなくてこの後も眺めていただけ。

壬氏から送り込まれた手伝いの宦官が新芽を詰む手伝いもする。花に栄養を集める為にこう言う事はするらしい。先日読んだ「都会にフジを咲かせましょう」と言う本にも同じ事が書いてあった。成程花に栄養を集める、これ重要。

天候が不順な時は急いで取り込む。寒くなると蒸気で温める。そんな日々が続くと猫猫も寝不足になって来る。

ああ梨花妃の侍女が鬱陶しいからマニキュア=爪紅を宮中で流行らせる、と言う展開が最後に意味を持つのか。

そんな風に日が経っていたら小蘭が大変!と報告に来てくれた。やっと蕾が出たのだ。
そして園遊会の日。猫猫は鉢を壬氏の所に持って来た。

この園遊会は楼蘭妃のお披露目。あれが子昌殿の娘かと噂される。以前女帝(皇太后)のお気に入りにして実力者で皇帝も蔑ろに出来ない者と言われていた楼蘭妃の父親が登場。
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その皇太后に能登麻美子さんが配役されたと記事で見たけど、今回は「まあ」の一言だけ?

そして壬氏が猫猫の用意した鉢、青のみならず様々な色の薔薇の鉢を皇帝の御前に持参した。周囲はこの季節に薔薇だと?と驚く。羅漢も無理難題としてふったのに実現させおってと思っていた。こんな事をやり遂げる壬氏には嫉妬の目も多い。しかし露骨にそれを表す人間よりも何を考えているのか分からない人間の方が怖いと思おう壬氏。

青い薔薇は嘗て存在しないと言われていた。この時代には当然無かったが、染める事なら出来る。猫猫は色素を吸わせて白薔薇に色を付けたのだ。その件は早めに皇帝には種明かしをしてあった。これなら騙されたと言うより、自分が真っ先に種明かしして貰えたと皇帝は喜ぶ。

宮中で爪紅が流行って、園遊会に来た羅漢も当然目にしていた。だがそれらは品の無い色だと羅漢は思っていた。嘗て美しいと思っていた相手の爪紅はもっとこう....そう思っていた羅漢の前にその爪紅をした猫猫が立つ。
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