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ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する・第9話

リーシェが薬草園の手入れをしていたらコヨル国のミシェル・エヴァンがやって来た。いつどうやってこの些細な薬草園を発見したのか知らないが、ここを管理してる人と話がしたかったらしい。
参考資料

リーシェはミシェルとはループ3回目の時に師弟関係にあったらしい。だからてっきりミシェルはリーシェの薬の師匠かと思ったが薬の師匠はまた別に居るらしい。

ネイルから話がはずんでミシェルの滞在中はリーシェはミシェルを先生とする事が出来た。しかしミシェルは薬は専門分野外で、でもそれを見たミシェルはひょっとしてこれでカイルに一服盛るつもりかと言われてしまった。まあそうなんだけど。

ともあれこれで堂々とカイルに薬を持参して会う事が可能になった。ミシェルはカイルにこの薬を実験したいと言う。それを聞いたカイルは我が国随一の学者が勧めるのであればと飲む事にした。

このあとのカイルの様子を見ると、アルノルトに会った時のカイルの挨拶の仕方は別に殊更にへりくだってるのではなくて、素でクソ真面目な性格だからああなったのだろうと思う。

用意したリーシェの薬「お味がとても不味い」。
クソ真面目に繰り返すカイル。
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そのカイルにミシェルは無理矢理飲ませるのだ。それに耐えるカイル。

クソ不味い薬を飲んでヘロヘロになったと思われるカイルは独り先に戻る。残ったミシェルはリーシェに本を差し出して見てみるかい?と。それはミシェルの研究記録だった。それを喜んで見るリーシェにミシェルはやはり興味深い子だと思う。

その時にミシェルは思い出す。ループ3回目の時にミシェルと毒薬をめぐって意見が別れた事を。

などと回想していたらアルノルトがリーシェの迎えに来た。アルノルトからはミシェルが胡散臭く見てたかもしれない。こいつと一緒で時間を忘れたのかとアルノルトは帰り際にリーシェに懐中時計を授けた。この世界、懐中時計が珍しいのか。そしてこの時にミシェルがリーシェの以前のループの薬の師匠ではないと言うのが分かる。錬金術師の範疇に入る。

コヨル国の王子の歓迎の夜会の日。アルノルトは北方を守るローヴァイン辺境伯を夜会に招いてコヨル国を牽制するつもりだが、ローヴァイン辺境伯には自分が騎士見習いをしてるのを見破られる危険性があると思うリーシェ。なんとしても気づかれない様にしなくては。

と言う事で夜会の会場で警戒モードに入るリーシェ。
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こんな能力いつどうやって身につけたのか。5度目のループの時らしいが。

ともあれローヴァイン辺境伯を避けながら別の貴族と話をするが、その相手のヴェールマン男爵があの宝石商のミヒャエラの息子なのだそうだ。おかげでリーシェがあの宝石商に認められた事やアルノルトがわざわざ宝石を買ったと言う事が周囲に知られる。

ローヴァイン辺境伯の様子をうかがっていたら、アルノルトとカイルが場所を移して話をしに行くのが見える。そっとそれを聞きに行くと(でもアルノルトにはバレてるのでは?)カイルはガルクハインにコヨルの軍事庇護の同盟を求めている。全然駆け引き無しの会話のカイルで、やはりクソ真面目な男だ。

一方でアルノルトはそんな同盟には何も利が無いと言う。コヨルの宝石を利益無視で提供すると言うのは、さてはコヨルの鉱山は採掘によって尽きかけてるなと見破られた。そんな国は同盟を結ぶまでもなく征服してしまえば良いと言う考えだ。

さてどう考えたものか。周辺国がコヨルを脅かすのをどうにかしたいカイルだが、コヨルの国民を守るだけであればガルクハインに併呑されるのもありだ。カイルはしかし王家も守ろうとしている。カイル自身は病気かもしれないが、次を担う王族は守りたい様だ。

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