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薬屋のひとりごと・第19話

クライマックス来たな!

猫猫が掃除をしていたら李白が駆けて来た。困った事があったんだと、どうやら猫猫と相談したい内容らしい。あの倉庫での粉塵爆発事件の時と同じタイミングで倉庫から無くなった物がある。それは祭具。そこから色々事情が見えて来る。

ともあれあの粉塵爆発と同時に祭具が無くなった。そんな杜撰な管理は誰がしていたのか。実は以前の管理者はあの塩の過剰摂取で死んだ男。そして次に就任したのはつい最近海藻を食べて食中毒になった男。あれ?やけに話が繋がってますね。

さらに続く。李白が来たのは粉塵爆発の時に猫猫が拾った煙管。上等な品物なので李白に預けたらしい。李白は粉塵爆発させてしまった倉庫番に返そうとしたが、突っ返された。その時の話がまたおかしい。倉庫番が暗い中を歩いていた官女を送ったらその礼だと言ってこれをくれた。その後があの事件だ。思わず使ってみたくなって粉塵爆発を起こした。その時の官女が背が高く薬の匂いが少しした女だった。おや?これもあの翠苓に繋がりそう。でもここで羅門の言葉が浮かぶ。憶測で物を言ってはいけないよ。

偶然がいくつも重なった時に真実が含まれているかもしれない。それを李白に示唆したのだが李白は全然感じ取れなかった。ただ、これだけだと李白がわざわざ猫猫を探していたのが分からない。結局煙管をどうしたかったんだ。

二人の場面を壬氏が見ていた。楽しそうじゃないか。文句を付けられた猫猫、話して良いか聞いてから壬氏に教える。壬氏の方は李白とは違ってやけに偶然が重なってるなと思う。でもその話をした猫猫が興味無さそうだったので餌で釣った。牛黄と聞いては普段身分の違いをあれだけ明確にしてる猫猫が机の上に乗り出して無礼を働く程に反応してしまう。
参考資料

これで本件は壬氏から猫猫に調査任務が下る。

壬氏の指示だから便宜ははかられる。祭具と言う事で礼部の資料を漁ってみた。祭事の資料を持って来てくれた書庫の役人がとても普通に協力的で次々とヒントになりそうな情報を提供してくれた。やけに詳しいと思ったら以前は礼部の役人だったけど書庫に飛ばされてしまった。その理由は吊り下げる柱の強度の心配を上に報告したらそれで書庫の役人にされてしまった。それだけで。それって余計な事を言うなみたいな。

それを聞いた時はそれは恐ろしい話ですねみたいな反応の猫猫だったが、本来の祭具が盗まれた件を考えているうちに話が結びつく。祭具が盗まれたのなら仕方ないから作り直す。その時に思い出すのが三兄弟の居た彫金細工師。金具と言っても必ずしも形をそのまま保てるかは作り方次第。ではその祭具がその様に作り直されていたら?

これで猫猫が気がつく。吊り下げた柱に対して、以前の金具なら荷重に耐えられたかもしれないが、盗まれて作り直された祭具だったとしたら。その下で祭事を行うやんごとなきお方が落下した柱の下敷きになってしまうのではないか。命に関わる話だ。

猫猫の目の色も声の色も変わる。その祭事は次にいつ行われるのか。
今日!?
駆ける猫猫。
参考資料

でも祭壇に下女が近づける筈が無い。近くに居た役人は何だ?と言う反応をするが護衛の兵士はそうは行かない。猫猫の前に立ち塞がる。猫猫が真っ当に危険を主張して下女の言葉などに耳を傾けるか?いや、普通はありえない。

ならばと猫猫はその兵士を煽った。ああ、そうかあなたが高貴なお方に害をなそうとしてる一味の人なんですね?それを聞いたら頭に血がのぼる。下女ごときに容赦はしない。刀じゃなくて未だマシだったがこれは頭が砕けてもおかしくないぞ。

これは確かに騒ぎにはなる。騒ぎにはなるがもう一歩足りない。何としても祭事を止めねばならない。それでも兵士は下女の言葉を信じる訳には行かない。これはそうだろう。ところがここで「じゃあ私の言葉ならどうだい?」と言う者が現れた。羅漢じゃないか。

羅漢は壬氏に物を言える程度の高官なので兵士がたじろぐ。そして猫猫はこの声の主が誰だかは気がついた。気づいたがそちらは見たくない。でも声の主が誰なのかは今は問題ではない。猫猫は中に飛び込んだ。居並ぶ礼部の役人、集中していたのか猫猫が入って来たのに気づかない。そのおかげで間一髪で間に合った。

祭事を行っていた「やんごとなきお方」はやはり壬氏。

顔を腫らせた猫猫が自分を助けた。これは一体どう言う事なのか。気絶した猫猫を抱えて壬氏は外に出る。祭壇への階段の左右に壬氏と羅漢。羅漢の目が見開いてると言う事は、この事態は羅漢の予想外の出来事なのか。だがその予想外とは何を示しているのだろう。
参考資料

恐らくこの場面、このシリーズ最大の見せ場だったのではなかろうか。

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