道産子ギャルはなまらめんこい・第7話
祖母から次の期末テストで10位以内にならないと東京へ返すと言われてしまった翼。そんなに簡単に戻れるなら何故東京から北見に来たんだと思ったのは置いておいて、今の翼には美波や沙友理が居るので東京に戻りたくない。何としても10位以内にならねばと決意する。
と言う事で朝家を出たら怜奈と出くわした。お隣さんだからね。昨日はいきなり寄りかかってそれをおばあさんに見られてごめんなさいと言う怜奈。その怜奈、翼が何か思い詰めてるのを感じて聞いてみたら次の期末テストで良い成績を取らなければならない状態だと言うのを知る。でも翼はそれが昨日の場面のせいだとは言えない。言っちゃいけない。それを聞いた怜奈はだったら自分が勉強教えてあげようか、これでも入学以来ずっと学年1位なんだよと。
マジか!と思った翼は怜奈に勉強の指導をお願いする事にした。浮かれた返事ではなくて強い意志を持ったお願いだったのでよしやってあげようと思う怜奈。
それでは放課後に図書準備室に来なさいと言う。テストまでの期間はテスト勉強の為に図書室が開放されて気が散るから図書委員の強権を使って図書準備室を使おうと言うのだ。
そのまま登校したら、二人での登校を美波に見られた。でも美波は怜奈に憧れているのでまずは憧れの先輩とお隣さんなんて良いなーの反応だった。でもこれが後から胸にチクリとなる反応に変わるんだよね。
期末テスト迄あと五日。そしてどうやら学校に来るのはあと三日。残りは土日か。その間また一緒に勉強出来ないか美波は翼に聞くけど、今回ばかりは美波と一緒に居られる為には頑張らねばと、うん一緒には出来ないと答える。ここに一つ言えない秘密が潜んだ。
図書準備室のドアをノックしたら合言葉が要求される。「関ケ原」。あー、和装が好きってのは歴女の中でも日本史系が好きなんだな。密室で二人きりとか意識してる場合じゃなくて、翼はまずは歴史から美波に教わる事になる。この時に何故なのかを教えたら、じゃあ成果があったらご褒美デートして欲しいと言う事になった。
翌日かな、美波は翼を見かけて追いかけたが図書室の方に行ったところで見失う。それを翌日翼に言うと翼は未だ事情を言えないからと見間違いなのかもねと誤魔化した。言えない秘密が増えて来たな。
これはこの先美波には怜奈との関係を伏せたままにしてるけど、翼が自分の口で言う前にどこかのタイミングでバレて美波がそこで傷つくけど、事情を知って修復、なんて大まかな流れになるんじゃないかな。
土日はスマホの通話で勉強の追い込み。場所的にはお隣さんなので別に相手の家に行ってもよいと思うけど、今回は祖母の件もあるし。
ところで翼って学年10位以内と言われて必死になるものの、多分ベースは成績は悪くないんじゃないかな。その相手にあの教え方で良いんだろうか。総じてアニメで勉強教える時って「ここが出る」なやり方だよね。ヤマをはる的な。でも学年首位レベルだと範囲全般をこなすのでヤマをはるやり方じゃないんだが。
こうして期末テストが終わり、一週間後に成績が明らかになる。美波は惨敗したみたいで解けたのは翼と一緒にやった場所だけ。ダメだったは予想していたが、それで翼に今後は教えて貰う関係みたいになるのかなと思っていた。
そして問題の翼君。学年3位でした。めでたく目標がクリア出来た。
と言う事で翼は怜奈と和装デートをする。翼、思わず怜奈に見とれてしまった。でも北見であの格好でデートってどこでどうするの?結局こうして一緒に歩いてるので良いとか誤魔化されたけど。そして一緒に歩いてる場面を美波母の眞衣に目撃された。
美波に翼が直接言う前にバレると思ったが眞衣に目撃される方向で来たか。でも眞衣がわざわざ言うかなと思ったが、ああそうか、娘を煽るのか。それはありそうだ。但し、美波がそれを聞いて激しく焦る。