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薬屋のひとりごと・第20話

猫猫が祭壇に駆け込んで助けた貴人は壬氏。壬氏の代わりに猫猫は傷を負ってそのまま気絶して抱き抱えられて外へ。その時に羅漢が驚いた顔をしていたのは、今回の話を見るに猫猫が叫んでいた時は「この娘また何か面白い事に気づいたのか」程度で兵に対して自分が責任を取るから通らせろとニヤニヤしていたが、発生した事件はそれを遥かに超える大事件だったので目を開いて呆然としていた、と言う事だろうか。

猫猫の負傷は兵に思い切り殴られたのと、祭壇に柱が落ちて来た時に負ったもので脚の方が重傷だった様だ。しかし気がついたら服を着てすぐに尋問へ。何しろ大事件だった。馬閃など何があったのかと憤っている。当然猫猫が何かした訳ではないので高順が制止しているが。

そこで猫猫はこれまでに分かった点を全部話した。礼部の高官だった男が塩分を取らされて死亡した件、粉塵爆発があった時に祭具が盗まれた件、祭具の作り直しをしたと思われる細工師が死亡した件、あの細工師だと熱で弱くなる金属の性質を知っていた件、多分その細工師は何も知らずに作らされて始末されたのではないかと思われる件。ここまで「偶然」と思われた物が重なるとその陰謀が誰かによって仕組まれた可能性が出て来る。

だがここでその一端を担ったと思われる人物は一人しかいない。あの翠苓だ。ところが取り調べに踏み込んだところ翠苓は毒をあおって死亡していたと李白から聞く。驚愕の猫猫。こっちもびっくりだよ。だって翠苓のCVは名塚佳織さんで、たったあれだけの登場でもう退場とかそんな事あるのかと。でもそうじゃなかったんだ、やはり。

猫猫も疑問だった。何度か会った翠苓は毒をあおって自害する様な人物だったろうか。そうは見えない。そしておもむろに気づいたのはあのこんもり高くなっていた場所に「アサガオを植える」と言っていたし、そこで「蘇りの薬」があると言っていたのを。

自分の推理が正しいのではないか、そんな高揚感で壬氏の所に飛び込んで翠苓の検死をした医官と会って死骸も検分したいと願う。ニヤニヤしとるぞ。
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と言う事で死体置き場へ。日本の公家だと穢を避けるから付き合わないが壬氏は一緒に行った。検死をしたのは薬局に薬を貰いに行った時に翠苓に憧れの眼差しを送っていた医官だった。

猫猫はその医官に翠苓が飲んだ毒はどんなものだと思ったかと聞く。マンダラゲ(チョウセンアサガオ)が使われていなかったか。麻酔にも使える薬草だ。医官は断言出来ないと言うので猫猫は確かめてみましょうと鍬みたいな物を取り上げて棺を開けたら中にあった遺骸は翠苓ではない。そんな馬鹿な、医官は崩れ落ちる。この医官が翠苓を見間違える筈もない。そうそれ程なので翠苓を死体解剖する事もなかった。無造作にそれを言われていきり立つ医官。高順がその前に立ちはだかる。マンダラゲ以外に医局から減っている薬を確認しろと言う。

これはどう言う事だと問う壬氏に翠苓は自分で歩いて帰ったのだろう。死んだ筈の人間が?この世界の言い方だと「一度死なせてから蘇らせる薬」、それが異国にはある。今の表現方法だと「仮死状態」にする薬か。翠苓はそれを飲んで、この医官なら簡単に検死して棺の中に入れておくだけだろうと言う賭けをした。どうせそのままだと死罪は免れない(猫猫によって事件が見破られたと悟れば当然嫌疑をかけられる)から。

こんな事を考える人物、そんなヤツともう一度会いたい。
高笑いする猫猫だけど、傷口が開いた。
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この後の場面で楼蘭妃が耳打ちされる場面が出るとは。確かこの楼蘭妃、西方から来たとか言ってなかったか。
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壬氏は猫猫から分かってる範囲の事からこの先長くなりそうだと思っていた。そこに高順が「薬」を持って来て後宮へ行く準備をする。不能にする薬らしい。そうか、そんな薬を飲んでいたか。しかも馬閃と同じ19歳。

取り敢えず壬氏は楼蘭妃にご挨拶へ行く。ただ皇帝は定期的に通っているがあまり手がついた感じではない。とは言っても背後に居るのが先帝の頃からの重臣で蔑ろには出来ないらしい。

次に玉葉妃の所へ。あれ?玉葉妃どうしたの?

玉葉妃の月経が途絶えていてどうも妊娠した模様。それにかこつけて壬氏は猫猫を玉葉妃の所へ送り込んだ。後宮に入れば今回の事件絡みの干渉を受ける事はあるまい。

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