ダンジョン飯・第5話
他の冒険者一行の食事から始まった。カブルーと呼ばれていたカブルー一行。でも他の冒険者からは安易に見られているみたい。でもそう見られるのにリンシャは不満だった。狂乱の魔術師を倒す目的がちゃんとあってその日暮らしの冒険者達とは違うのだと。
それもあって、今回はさらに深層迄行ってみる事にして、6人の一週間分の食料と二日分の水を購入してダンジョンへ。しかしそれだけの荷物は当然大変で、一ヶ月とかダンジョンに潜ってる他の冒険者はどうしてるんだろうと言う。ああ、それは現地調達してるんですよ、ライオス一行みたいに。
いつもより深い層に潜ってゾンビを倒したらミックベルがそのゾンビが隠し持っていたお宝箱を発見した。リンはろくなものがあった試しがないと言うが開けてみたらお宝でした。これは幸先イイネ。深層に潜るにはお金が必要、今回はこれまでにして街に戻ろう。
ところがそこにライオス一行がご到着。あれ?カブルー一行が全滅してる。全滅?あれだけの声優さんを揃えたパーティーが全滅?と見てる最中に思ったけど、そう言えばこの作品ってダンジョンで死んでも復活するんだっけ。それもさる事ながら、さらに思ったのはライオス達はずっと前にちょっと苦労して潜ってたのにそれよりも先の地点にカブルー達は行ってたと言う事?
周りに金貨が散らばっていたので金銭絡みのいざこざか?と思った。チルチャックが散らばった金貨を拾おうとしたら、ライオスのあの剣が反応した。こ、これは、俺を抜けと言ってるのかと剣を抜いたら金貨も動き出した。これはまずい事態ではとライオスは死体から離れろと叫んだその時、マルシルは見てしまった。
そしてその場を照らす閃光。一瞬罠の爆発なのかと思ったが、あれは拒絶反応を起こしたマルシルの魔法だった。流石にその場の仲間を爆発に巻き込む訳にはいかないのでそこそこの湿疹魔法。
よく見たら財宝は宝虫だったのだ。宝に擬態した虫。そしてそうとは知らずに(初めて来た階層と言っていたし)カブルー一行は全滅したのだ。
その宝虫をセンシが選別してた。それってつまり食べるんだろ。選別は食べられるのと食べられないの。よく見て足が見えたりするのが宝虫。でもこの時点では食べられないのとの区別が分からないのでは?とちょっと思った。
ともかくここから宝虫の料理開始。うん、見た目は宝石や金貨なのでカニとかエビよりずっと見た目が良いよね。で、食べてみたらうまい。
食べられる方を持参して行く荷物にしたが、食べられない方は捨てても良いのかとチルチャックが聞くとセンシは捨てて構わないと言う。何だか捨てたら悪い事が起きそうな雰囲気があったけど、チルチャックが下の方へポイ捨て。ところで何故食べられないのと聞いたら、流石に本物の宝石や金貨は食べられまいと。ワロタ。
それを聞いていと落胆せしマルシルとチルチャックを無視してライオスは今回の件で愛しくなった剣にケン助と名付けた。
さらに先に進むと寒気がした。これは霊だ。しかも数が多い。これだけ多いと厄介なので急いで先へ。でもファリンが居たら霊なんて問題なかったのに。と言う事で今回のBパートはファリンの思い出。
ファリンは優秀な魔法使いで、マルシルからしたらファリンと同じ事は到底出来ないと言う。ファリンだったら手加減をして霊も消せた。なのに逃げてる最中にライオスが宝石ハンバーガーを落として食い意地はって拾おうとしたから霊に取り憑かれそうになってそれをマルシルが吹き飛ばすと大きな反応に霊が集まって来た。これは大変に厄介。
少し霊から離れた所でセンシが魔除けの聖水を作り出した。聖職者でもないのに聖水が作れるのかと見ていたら、水に対して民間伝承で魔除けになりそうな要素を全部詰め込んで。あの宝虫も。
こうして出来た聖水。これを瓶に詰めて蓋をした。あれ?撒くんじゃないの?
どうするのかと思ったら紐で縛って振り回したら霊が消し飛ぶ。これは凄いな。
それを見たライオスは自分達はファリンに取り憑かれていたのかと思った。それは霊に取り憑かれたと言う意味ではなく、考えが取り憑かれていた。ファリンしか出来ないと思い込んでいた。
こうして霊を退治し終わったら瓶の周りが冷えて霜がついていた。そして冷えた聖水がソルベになっていた。ソルベって何?シャーベットみたいなものか。