道産子ギャルはなまらめんこい・第6話
期末テストが近づいて来ました。予想はしてたけど美波はテストが嫌いです。うん、そうだろうと思う。
一方の翼、第1話の頃は未だ素性がよく分からなかったが、あのおばあさんの下で育った(?)と言うのとピアノも嗜むと言うのとでテストは苦手と言う訳でもなさそうで、そればかりかテストは好きと言う訳でもないけど努力した分の結果が出るのが良いと言ってのける。あ、うん、高校時代そんな風に考えてなかったよ。ただ今回の最後のおばあさんの要求に驚くのを見ると必ずしも成績はトップクラスと言う訳でもない様だ。
ともあれそんな訳で美波は翼に今日うちに来て勉強教えてよと頼む。そして美波の家に行くのに沙友理も誘われた。美波から翼は我々の家庭教師と言われて、翼が「えー?」とか反応するのかと思ったのに、誰かに教えるのは自分の勉強になるとこれまた前向きで翼はどこまで優等生なのか。
冬木家に到着。両親は共働きで今は居ない。妹はダンス教室だそうだ。先に部屋に上がって行って、一番奥だからと言われて行く。別の部屋を開けちゃう展開を予想したけど間違わずに美波の部屋へ。翼君、初めて入る女子の部屋です。そして想像を沙友理に見透かされてしっかりスケベと言われる。
美波が持って来てくれた飲み物はリボンナポリン。知らぬ。昔道民だったけど当時飲んだのはリボンジュースだった。炭酸入りなのか。沙友理が頭がすっきりすると言う。
どれから勉強しようと言うので、翼から日程が一番近いのから行こうと、世界史になった。出たね、山川の世界史教科書。範囲はどうやら宗教改革付近。事象は覚えていても用語は覚えていないものだ。沙友理が出した問題の答えは「予定説」で、沙友理が出した問題の答えは「統一法」。どちらも分からなかった美波が焦って出したのは嘗て北見の甜菜の出荷量は世界の70%だと言う話。え?マジ?北見地方が甜菜の農業が盛んだと言うのは知っていたが、そこまで?
そんな事もありながら勉強会は進んだ。その時点でもう18時だったのでちょっと気になったけど19時近くになって翼がそれに気づいて慌てる。やばい、門限過ぎてる。だから慌てて帰ろうとしたけど玄関ドアを開けようとした瞬間に外から開いて翼は大きな胸の中に。ひょっとして美波の妹登場かなと思ったけど、胸を与えたのは母眞衣。
と言う事で眞衣に車で家迄送って貰える。車内で眞衣からバレンタインデーの美波の事を与えた教えて貰った。やはり美波は当日相当落ち込んでいたらしい、母が心配する程に。でも帰宅した時には笑顔になっていた。それは前回のとおり、翼がピアノを弾いてくれたから。娘を笑顔にしてくれてありがとうと言う表情。
車で送って貰えたから思ったよりは早く帰れたものの、もうとっくに門限は過ぎていたのでおばあさんからしっかり叱られる。
翌日、昨日叱られた後遺症が未だ残ってる翼だが、おばあさんから頼まれたゴミ捨てへ。すると集積所に不思議な子が居る。愈々三人目ですね。
その様子を美波に話したらショートカットで和装カチューシャならそれは夏川怜奈先輩に間違いないと言う。ミスコン2年連続1位で美波の憧れの先輩だそうだ。と言う事は三年生?
放課後にまた美波から勉強会に誘われるが、翼は今日から独りでやると言う。おばあさんからこってりしぼられた訳なのだが、それは「心配させるから」言わないでおこうと思ってる。そっちか。カッコ悪いから言わないでおこうじゃないんだ。
でも独りでやると言って行った先は図書室。その図書室で受付でかの夏川先輩が寝てるのを発見。寝言で関ヶ原の戦いとか言ってるのが聞こえたらしいが、あの距離で聞こえるのか。でも起きた夏川がこちらを見たので目をそらして勉強に集中。
と思ったのに、夏川先輩は翼のノートを覗き込んで、その範囲なら一年生だねと言い、さらには間違っている箇所を指摘する。でも見ただけで間違いが指摘出来るとか暗算?と思ったものの、きっと以前解いた事があるのだろうと思う翼。いやあ数学で以前解いた問題の解答なんて覚えてる方が滅多に無い。
帰宅したらおばあさんが翼を呼んで、気が散るのを集中させようと茶の湯をする事になった。だがここで来客。翼が玄関に行ってみると隣の夏川です回覧板ですとあの夏川先輩が立っている。驚いた翼だったが、それ以上に感慨深かったらしいのは夏川で、和装の翼にそれは卑怯だと抱きついてしまう。
戻って来るのが遅いと玄関に来たおばあさんにこれを目撃されるが、ここは夏川が何とか弁解する。滑ったのを支えて貰ったのだと。
でもおばあさんこれですっかり納得した訳ではなかった。翼が浮ついているのは茶の湯でどうにか出来るものではない。次のテストで10位以内に入らなかったら東京へ戻すと言うのだ。ああ、CMで北見を離れたくないと言っていたのはこれか。一方でそんなに簡単に東京に戻せるのならそもそもどうして北見に転校して来たんだ。