ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する・第3話
朝リーシェが起きたらオリーヴァーが結婚式の参加者名簿を持参。さらには今晩の晩餐会の名簿も。その折にエルミティ王国に行っている間に公務の書類が溜まったとの事でアルノルトは一睡もせずに仕事をこなしているという、働き者のイメージを提示。
夜会についての会話がちょっと分かりにくかったが、リーシェは無理して出る必要はない、皇太子の妃候補は国内でも探してると言う形式の為、そんな意味だったのか。でもその形式的な夜会をアルノルトとリーシェは妃のお披露目会に変えた。
アルノルトはもう決めたのだと言うのをはっきりさせた。だがそれは国内の妃候補からリーシェが攻撃される事になるのではと言うのを、アルノルトはさらに何があってもリーシェを守ると言う意味でもあると言う。
リーシェ、一つ前のループでアルノルトに直接殺された記憶が生々しいから守るとは何だと思ってしまう。ちょっと動揺したリーシェ、だったら今度剣技を教えて貰いたいと言う。リーシェからしたらアルノルトの剣技を学べば次は殺されないで済むみたいに考えた。またもおもしれー女。
そこで音楽が変わってダンスの時間。またもリーシェはアルノルトを探る。こうしたらどう動くか、ああしたらどう動くか。それをアルノルトはみなこなして見せるが、ただこれでリーシェは一つ気がついた。
男性貴族は二人のダンスに称賛を送るが、リーシェに嫉妬してる令嬢達はそうではない。リーシェに「刺激的なワイン」を持って行く。でもリーシェはそれを飲んで見せる。とは言っても辛いワインを一気に飲めないのでバルコニーで一人飲んでいたらアルノルトがやって来た。捨てろと言うのをリーシェはワインの為に飲んでると言うとアルノルトが一気飲みしてくれる。
この二人だけの場面でリーシェは聞いてみた。左肩に怪我があるのではないか。そう言われてアルノルトは見せてくれた。何度も傷つけられた跡を。これに感づいた者など居なかった。でもこれ以上は言ってくれない。
でも下の階でニヤリとしてた人は誰?
Bパートは侍女選定パート。例によってディアナがまだノロノロやってるのかと叱責に来た。そしてまたもリーシェが混じってる。うーん、あまりそう言う事をしてるとこの世界設定の時代では手が荒れるよ。ともかくこれでリーシェは気づいた事がある。ディアナは何かメモを見ている。そしてエルゼからはディアナの素性が聞けた。商家が没落して侍女の中に入ったのだそうだ。
そして侍女選定発表の日。皇太子妃様ってどんな人かな。そう思ってるみんなの前にリーシェが下りて来る。チラと見上げたディアナを筆頭に全員が驚いた。そんなみなの前でエルゼ達が皇太子妃の侍女として選ばれた。
それに不満の声をあげたディアナ。それに答えてあげるリーシェ。あなたも城に来たばかりの頃は仕事がうまく行かなかったでしょう。あの時の先輩も見て覚えろと言っていた。でも自分はそれでも覚えた。一つだけディアナが違う点があるのだ。それは商家出身だから文字の読み書きが出来る。だからメモをして仕事が覚えられた。でも他の庶民の侍女は違う。だから一言言われただけでは覚えられない。
他の連中は物覚えが悪いと見下していたディアナだったが、それは自分だけはツールがあったからだと今更気がつく。自分がちゃんと教えられなかった。ごめんなさい。
そんなディアナにエルゼ達が駆け寄る。ディアナさんは優秀なんです。だからやめさせないで。この流れはリーシェが何かを用意してるなと思ったら、ディアナは侍女教育を頼みたいと言うのだ。
これをオリヴァーから聞いたアルノルト。またもおもしれー女と思った。おねだりが侍女選定とは何かと思っていたがこれかと。
今回の最後の場面、愈々商人と会う準備。一番のドレスを着てでも髪型はわがままっぽい感じにして。これが今日の勝負の装いなの。そして会うのはあのアリア商会のケイン・タリー。