俺だけレベルアップな件・第1話
凄いよくある異界とゲートが繋がっちゃってそこから化け物が人間界に出て来て厄災になってるけど、その「通常兵器が効かない」化け物に何故かどうしてかご都合良く対応出来る能力を持った人間が生まれ、それと戦う。何だか設定だけが勝手に始まりましたみたいな感じ。
そしてその設定によるとその能力を持った人達はハンターとして化け物を倒してはドロップする品物を換金して生業としていた。ただ、その能力は授かった時のレベルから一歩も動かない。C級だとずっとC級のまま。そしてここにE級にして人類最弱と言われる水篠旬が居る。設定上では母の高額な治療費の為にハンターを続けていると言うが、それにしたってカツカツ過ぎるのではないのか。靴すら買えないとか。あれでは命の危険を賭してハンターを続ける意味が無い。ひょっとしたらハンターでの収入は実は現世のどんな職業よりも大きいものの、母の医療費があまりに大きいから自分に残るのが微々たるものだと言うのか。その辺の説明が無いので話が展開されている最中、ずーーーーーーーっと「何故ハンターやめて他の職業につかないんだ旬」と思っていた。
旬が呼ばれる現場は人類最弱のハンター旬ですら参加出来るチョロい現場としてその辺だけは周囲のハンターからは喜ばれていた。そして今回の現場。ああ、話の流れからこれってパーティーが全滅する流れかなと思った。気の毒なのはいつも旬を庇ってくれるし癒やしてくれるヒーラーの観月。この子も死んじゃうのかな。
当初は予想どおりにチョロいダンジョンだったが、あまりに収穫が無かったのと、新しい道が見つかった事から、パーティー内でそちらに行ってみるか終わらせるか意見が割れた結果、多数決では最後に旬が行く方に賛成してパーティーは奥へ。
そして期待どおりにその奥はとんでもない場所で、石像と思われた物が一撃でハンターを斬り捨ててしまった。ここで死ぬのかと思う旬だが、この場を助けるのは何かな。旬が目覚めてもタイトルから行くとこのあとレベルアップの力を得る訳で、でもレベルアップしないと戦えないから今は無理。そうなるとチラと登場したS級ハンターの向坂雫がここに駆け付けられるのだろうか。