佐々木とピーちゃん・第4話
ミュラー家の執事から遠くと会話出来る装置を求められて不審に思った佐々木。やはり執事には何かがあった。誰かと連絡しているが、ミュラー家当主が居なくなった今、ちょっと背中を押したら兄弟の争いが起きて家督は娘のエルザが継ぐ。そこに婿入りしたらミュラー家はあなたの物。約束の報酬を宜しく。
そしてその会話の途中でミュラー家の兄弟が争ってる場面。
エルザはマルクの所に避難して来ていたが、佐々木の用意したカレーが気に入ったしピーちゃんも気に入った。ただうっかりピーちゃんが喋ってしまったので追求されそうになったが、そこにマルクが駆け込んで来た。大変です。
そう言われて屋敷に行ってみたら血の付いた剣。どうもミュラー家兄弟が争ったらしいとの事だった。呆然とするエルザに執事は一刻も早く跡目を継がないと家がお取り潰しになると急かせる。
佐々木とマルクが帰途についたら続々と避難する住民。帝国軍が迫っていると言うのだ。
事ここに至ってピーちゃんが佐々木に言う。戦況をひっくり返すと。そうして佐々木ごと飛行魔法で帝国軍を探し、野営地を発見するや(篝火も炊いてないな。夜襲を恐れたか)ピーちゃんは強大な魔法で帝国軍を消し飛ばした。
だが下から魔法攻撃を受け、ピーちゃんは赤い魔法使いと交戦状態になった。この時佐々木が振り落とされる。佐々木は未だ飛べないのにね。だから水魔法を下に打って何とかクッションにした。これで佐々木はピーちゃんとはぐれてしまった。
しかし森の中で思いもよらずミュラー子爵と会う。激戦の中、友軍とはぐれてしまってそれで詮子の報告がなされたらしい。しかしミュラー子爵が守っていたのは王国の第二王子アドニス。負傷した王子を佐々木がヒーリングしてやる。
さらには敵襲に対しては佐々木が防御の上に魔法で撃退。子爵も敵を斬り捨てる。この先の村へと向かったが、その村はその村でオークの襲撃を受けていた。佐々木と子爵と王子が戦うが数が多い。そこにオーク上位個体が出現。佐々木の今の魔法では倒せないが、ここでピーちゃんが来援。
流石にピーちゃんともなるとゴーレムを使って簡単にオーク上位個体を倒した。ただ子爵はこの魔法に思い当たるものがあった。オークを倒して佐々木がピーちゃんと話しているのを見て、これが私の師匠だと紹介されたら子爵にはそれが星の賢者だと分かった。星の賢者が健在だと分かったが、今や星の賢者は佐々木との平穏な暮らしが望みと聞いてそれを尊重する。
移動魔法でミュラー家に戻ると家人が皆主人の帰還を喜ぶ。一人執事だけが驚いていた。さらにはミュラー家の二兄弟も無事だった。ミュラー家内部の不穏分子をあぶり出す為に一芝居うったそうだ。執事が連絡を取っていたのはディートリッヒ伯爵で、前回チラと名前が出たのはこの為だったか。
これで異世界側での危うい状況は払拭され....あれ?赤い魔法使いは?