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道産子ギャルはなまらめんこい・第3話

スキー授業です。北海道の学校だと大体スキー授業はあると思う。例外として雪の少ない、したがってスキー場もそんなに無い太平洋側の学校を除いて。

北見だとどこに行くのだろうと思ったが(私が小学校の時はテイネオリンピアだった)バスで向かった先の建物を見たらどうもノーザンアークリゾートスキー場らしく、そこは平成元年にオープンしたとの事。
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美波がバスの中で翼にスキー授業すごいっしょとニコニコして話しかけているが、何だか向きが変だなと思ったら翼の前の座席に居て後ろを向いて話しかけているらしい。翼の隣は今回登場の秋野沙友理で、美波曰く黒髪清楚系ギャル。それを聞いて驚く翼。黒髪清楚系とギャルが両立するのか。その秋野めがけて美波が話しかけるが、秋野は無視。

その反応を見て翼が理由を聞いてみたが(いや、そんな本人の前でひそひそ話はどうよ)、秋野はいつもこんな感じだそうだ。美波としては仲良くなりたい。と言う事で美波からのお願い、秋野との間を取り持って。

スキー場に到着したらレベル分けをする。翼は北海道に来て、東京ではスキーをしていなかったから初心者グループになる。意外な事に秋野もそうだった。二人だけの初心者グループ。先生は平らな場所で無理せずにやっておけと放置するが、それは駄目なのでは?初心者こそ指導者がちゃんと教えなくちゃ。危ないだろ。

秋野と二人だけになって、翼から話しかけるが秋野はイヤホンが入った耳を見せると言う仕草をするので、ああこれは会話を受け付けてくれないんだなとこの時点では諦めた翼。

そうこうするうちに先生がやって来て、二人を忘れていて今からお昼を取りなさいと。と言う事で翼は例のお弁当を食べようとするのだが、そう言えば二人は座席で隣同士なのでちょっと息苦しいと一度レストランの方へ行ったものの、箸をカバンの中に忘れていたのに気づく。アチャーと取りに戻ったら驚くべき事に秋野が服をたくし上げて汗を拭いていた。翼、色々見ちゃった。
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ごめんなさいと立ち去ろうとした翼を秋野が止める。話したい事があるからと。お昼を黙々と食べてから秋野は事情を語った。

昔から汗っかきなせいで体育の授業とかは汗をかかないようにといつも見てる側に居た。でもそのせいでどれもこれも置いてきぼりになってしまって、何も出来ない自分は他人から疎遠になったと言うのだ。ああ、どうなんでしょうね、学校によっては体育で何も出来なくとも何とも感じない学校もあるんだけど。

ともあれ、それで孤立した状態になった。一方で美波は誰とも仲良くしてしかもなんでも出来て、自分に無い物を全部持ってる。だからいつも話しかけられても何か勘ぐってしまうのだと。

でも美波を今や知っている翼からしたらそんな事は無いと言う。ともあれ、翼が転校して来て以前から秋野を知ってる訳でもない事から逆に話しやすかったらしい。これで話しは出来る様になった。ゲームの話もしたしね。師匠、師匠って懐いたしね。

午後になって、翼はやった事の無い事をやってみようと秋野をリフトに誘う。初級者コースならきっと大丈夫だと。二人がリフトで上に行く様子を美波は見ていた。

リフトを降りたところで翼は秋野に言う。もし自分が一度も転ばないで下迄行けたら秋野には美波を信じてほしいと。そう言って先生に教わった滑り方で初級者コースを滑り始めた。翼はなんとか下まで行けたのだが、秋野はスピードがついて止まらなくなってしまう。下から翼が叫んでも秋野には聞こえない。その秋野の横に追いついて来たのは美波だった。止まる為に転ぼう、その為には板を揃えて横に倒れたら雪の上だとそんなに痛くないと。先ずは自分がやって見せる。それを見て秋野もやって転んでみた。確かに痛くない。
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良かったぁと翼がつぼ足で登って来た。でも下の方で先生が怒鳴っている。勝手にリフトに乗ったなと。翼は秋野を無理に誘ったのは自分だからと先生に謝りに行った。

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