異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。・第1話
AbemaでTV波に対して一週間先行放送。
近年よくある過労死で異世界に転生するきっかけで話が始まる。今回は神様にモフモフしたいと願ったら人間以外の動物に好かれる能力をあげましょうと言われた。
これを聞いた瞬間はちょっと心配した「人間以外の動物に好かれる」って、それはひょっとして人間には好かれない?かなり試練のある転生ではないのか。さらに神様はその代わりとしてその世界で人間が他種族に対して辛く当たっているらしいので滅ぼすかどうかの判断をするのが使命だよと付け加える。これまたかなりハードな試練に見えた。
そんな訳で転生先の人生が危惧されたのに、主人公の秋津みどりは貴族の中でもトップクラス(王族に連なると言っていたし)の公爵家に第三子として誕生する。名前はネフェルティマ。略してネマ。
ネマは家族から祝福されて別に人間から嫌われるなんて事は無しの幸せな人生を歩み始めた。しかも神様のくれた能力で動物からは好かれる。
ところで「動物」と言うのを分類学的に見ると、それはKingdom Animalia(動物界)に属する生物であって、その中の非常に狭い範囲の哺乳類や鳥類のみならず脊椎動物以外の動物も「動物」になるから、ネマの周りには節足動物(動物って書くでしょ)も集まって来るのが道理なのだが。あと、海に入ったら魚類のみならず軟体動物がヌルヌルと迫って来なくてはならない。これは大変だ。と言うか節足動物が群がるだけでも暮らして行けない。本当なら。
取り敢えず分類学を生業としない人々の観念での動物だけが寄ってくるみたいで、ある日王宮に行ったらそこで聖獣天虎にまで懐かれてしまった。
後日、兄と姉の授業参観に行ったところで、コロッセオみたいな場所だったからひょとしたらここで獣人族が剣闘士みたいにされる場面が出て、これが神様のお怒りになる習慣として登場するのかと思ったが、最後に登場したのは姉のカーナディアが召喚したドラゴン。ドラゴンも動物扱いかな。でもモフモフはしてないよ。