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佐々木とピーちゃん・第1話

全く前提知識無しだったので、単なるペット系かと思って見始めた。全然違うじゃん。

随分老けた感じの佐々木だったので、てっきり楽に40歳は超えてるかと思ったら、39歳。就職氷河期世代とあって中小の商社に収まっただけでも良かったと思ってるが、結構薄給らしい。39歳であのアパートで今現在特に金のかかる趣味も無しでカツカツってのは。

犬猫が大好きらしい。でも犬猫は初期投資が高いし、多分ペット可のアパートに引っ越さねばならない。あまりに大きい出費だと躊躇っていたら文鳥3,000円。思わずその可愛さに買ってしまった。文鳥なら買える。

ところがこの文鳥が喋るのだ。普通に人間の会話が出来る。この文鳥にピーちゃんと名付け、そして契約してしまった。
参考資料

ピーちゃんの魔法で異世界に行ける。よくあるナーロッパの世界へ。佐々木はピーちゃんご所望のシャリアピンステーキを食べさせる為もあり、自分のカツカツの生活を改善する意図もあり、異世界と現世の行き来で金儲けをする事にした。あっちでは真っ白なコピー紙とペンは驚異の品物。これをお貴族様と取引のある商人に卸す。

こうして生活が順調に進む。ある時は優秀なせいで妬まれた料理人を拾って見せを任せてみたり。

そしてとうとうここの領主の子爵様に呼び出された。おおう、子爵なのに伯爵並みの生活だな。子爵には技能者として認めて貰った。

ピーちゃんからは魔法を習う。移動魔法だけは駄目だが、火、水、土の魔法はなかなか使える様になった。

ところがここで流れが一変する。ここまでは異世界スローライフかと思っていたのに、現世で腕を剣に出来る男から女性を救った事で話が違って来た。現世では異能者と言うのが隠れた存在としてあって、それを国が秘密裡に管理していたのだ。その管理者をたまたま助けたので、あなたも異能者ねと内閣府超常現象対策局に連れて行かれた挙げ句局員にされてしまう。
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星崎は異常なワーカーホリックで、佐々木は迷惑だったが上司の阿久津課長はいかにもなお役人で一応星崎から解放して貰える。ところがやはり一癖も二癖もある課長で、佐々木の部屋に監視カメラと盗聴器を仕掛ける。ピーちゃんが一部始終を見てたけど。だからそれらを外して電話を待っていたら果たして阿久津から電話が来た。こっちが仕込んだ機械を外して連絡を待つとは信頼がおけそうだと。まあそれは良いのだが、電話を切ってから阿久津が呟く。佐々木は使える男だと。

ありゃ、完全にスローライフではなくなっちゃったね。

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