姫様“拷問”の時間です・第1話
タイトルだけ見た時、“拷問”とは何かのプレイの話かなと思っていた。
魔王軍と戦う国王軍第三騎士団長の姫様(名前不明)。一撃で敵の強力な魔物を倒せる程の剣の使い手だったが、何故か魔王軍に囚われてしまった。
牢獄の中で愈々姫への拷問が始まる。ここで気になったのは一緒に牢獄の中にあの剣のエクスが居る。この剣、意志を持って喋る事が出来る剣で、しかもその言葉は姫だけでなく誰にでも聞けるらしい。その剣が手に届く場所にあるのに何故足枷を切って脱獄出来ないのか。
この展開なので拷問が普通の拷問ではあるまいとは薄々分かっていた。そしてアイアンメイデンを持って来たと言う事は、その中に何か入っているのではないかとも。果たしてアイアンメイデンが開かれるとその中に何か小さい物がある。ここに至ってそれは食べ物だな、そしてその先の展開が予想出来た。
中から出て来たのは焼き立てのトースト。そんな物に釣られる姫様ではないぞとエクスが言うけど姫は釣られてしまい、王国の弱点を喋ってしまう。聞きたい事を聞いたらもう用済みだと、普通ならそこで喋った方を始末するのだが、この魔王軍の最高位拷問官は道具の方が用済みで全部姫に与えてしまった。
ところがその弱点を聞いても魔王軍が弱すぎて勝ち目が無い。そこで最高位拷問官トーチャーは次にたこ焼きを持って来た。これにも釣られる姫。そして王国の秘密兵器の事を喋ってしまうが、魔王様はそんなの怖くて使えないと言うのだ。この魔王軍どうなってるんだ。
業務が深夜に及んでふとトーチャーは気がついた。次はこれだ。
あ、分かった。次何が来るか予想出来た。
案の定真夜中に姫の所に新しい拷問具が運び込まれる。予想したとおりに深夜のラーメンだ。でも深夜のラーメンってあのいかにもなラーメン丼で来るものでは?と思ったら、あのこってり系がまた背徳感をもたらすと言う流れだった。うん、こってり系ならその丼になる。
この調子で“拷問”の時間がやって来るのだが、拷問ネタはまだしも姫様がそんなに喋れる情報を持っているのか?