魔法少女にあこがれて・第1話
悪の幹部、イイナ!
この街にはなぜか知らないが魔法少女が居る。もうそれだけで普通の世界じゃないので、そう言うものだと。柊うてなはそんな魔法少女に憧れるしがないただの少女だった。その筈だった。
ところがある日いかにもな小動物が「変身したいか、変身したいのならさせてやろう」と出現した。うてな、ちゃんと断ろうとしたのに勝手に話を進められて変身してしまう。でもこれは何だか違うぞ。魔法少女っぽくない。小動物っぽいヴェナリータはだってそれは悪の女幹部の格好だと言う。変身後は魔法少女じゃなかったんかい!
うてなが悪の女幹部に変身したらその波動を魔法少女達トレスマジアが感じ取る。そしてやって来てしまうのだ。ヴェナリータから魔法少女と戦えと命令されても嫌だったが、戦わないとこの変身動画を拡散しちゃうぞと脅されて、鞭で花を叩いたらそれが魔物に変化。植物の蔦の様な触手がトレスマジアの三人を絡め取る。
身悶えるトレスマジアの三人を見てうてなは「あれ?」と思った。何だか良い感じ。そしてヴェナリータからはその鞭で魔法少女と直接戦えとまた脅されやむなく三人のお尻を叩いたらこれまた何だか良い感じ。
ただ、この時の戦いはトレスマジアの三人の反撃を受けたらしい。だから翌朝あれは夢だったのかと思ったうてなだが、ヴェナリータが居て夢じゃない。
翌日のトレスマジアの三人、前日の鞭打ちのせいで尻が痛い。痛いながらも学校に来ていた。
なのにまた魔物の反応。三人はトイレに行きたいと言って屋上へ。変身して廃工場へ急行する。最初の魔物は普通に倒したが、呼び出されたうてながまたも鞭でマネキンみたいなのを叩くとこれが魔物化。沢山の手で三人を拘束して動けなくする。動けなくされた三人は魔物にくすぐられて今回も身悶え。またも直接攻撃を促されてうてなは今度はここか、ここがええんかと三人をくすぐる攻撃をして愉悦に浸るのであった。
世界征服とかさておいて、魔法少女をいじくり回すだけの悪の幹部、良い職業だな!(苦笑)