柚木さんちの四兄弟。・第12話・最終回
岳が公民館のお楽しみ会で日記帳を貰った。でも日記に書く事なんて何も無いと岳が嘆息すると隼が反応する。どこにも連れて行ってやれなくてごめん。そんな反応は困ってしまう岳だが、尊からアドバイス。日記は出来事だけでなくて日々感じた事でも良いんだよと。あー、うん、私も出来事しか書く気持ち無かったな。
家族への気持ちと聞いて湊が自分への気持ちを見てみたいと言うが、基本的に日記は人に見せるものではありませんと言われてしまった。
まず書いたのは隼がいつもより早く帰って来た日。岳がたまたまガッテンを見て物忘れに効くと言うサワラの酒蒸しを食べてみたいと言ったのでそれを隼が買って来たのだ。またポロっと言った事で隼を動かしてしまった。
そこに湊と尊が帰って来る。湊はサワラの酒蒸しと聞いて、えー嫌だ肉食べたいハンバーグ食べたいとワガママを言い出したが、これは岳のリクエストだと言われると豹変。前回あたりから湊の岳コンプレックスが激しい。
この日のまとめ。変に謝ってしまうと相手に気を使わせてしまう。心しておこうこれからも精進したい。って、それ小学校一年生の日記じゃないよ。
次の日、湊がものの見事な赤点を取って来た。それで湊が勉強してるが尊が間違いを指摘すると余計な事を言うなと怒る。怒られるとありがとうと言う尊。尊も終盤で変態さに磨きがかかって来た。この二人の会話が噛み合わないと見ている岳。そして湊を叱る隼。
そこで隼に聞いてみた。ながらく一人だった所に弟が出来た時どう思ったのか。あまりに年が離れているから弟と言うより、孫だそうだ。特に両親が健在だった頃は弟を叱る役割は両親がやっていたので自分はただただ可愛がるだけ。だから孫。じゃあもっと下の自分はひ孫なのだろうかと思った岳なのに、隼から言われたら旦那だと言う。
日頃から子供の言う事じゃない事を口走るからなあ。
じゃあ湊と尊は自分をどう見てるのか。湊から見たら天使、尊から見たら老師。
雨の日、四兄弟で両親の月命日のお墓参り。少し離れた場所で(後から見たら丘の上とか高い場所みたい)、バスに乗って行く。
両親が亡くなったのは岳が4歳の時だからあまり印象が残っていない。何となく暖かい気持ちになると言う記憶だけ。4歳じゃね。
お参りをしてるうちに雨が上がって虹が出た。どこにも連れて行けないと冒頭で悔やんだ隼が、このままどこかに出かけようと提案。尊も湊も賛成して、岳をどこかに連れて行ってあげようと言うのだ。こんな兄達に囲まれて、もう両親に会えないと言う寂しさは流される。
柚木さんちの四兄弟。なかなか良かった。
私が一番好きなエピソードはやはり岳のエピソードかな。