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16bitセンセーション -ANOTHER LAYER-・第11話

コノハが元の世界線に戻るのを可能にする為に、あのラストワルツを出した時点に別のゲームをぶつけて今のCUEだけの世界を変える。

と言う事で、コノハと守でラストワルツにぶつけるゲームを作り始めた。でも前回書いた様に、二人だけだとゲームなんて作れないんじゃないのかと思ったら、ごく最近の風潮をぶっ込んで来たな。AIにシナリオも音楽も絵もやらせると言うのだ。あれ?この作品の構想っていつ立てたの?この流れは最近やっとNHK(遅い会社だけど)が特集する様になったので凄い目ざとい設定取り込みだね。だって、それを見据えて構想して脚本とか書くのだから。

絵はコノハの絵を学習させてそこからバリエーションなどを全部書かせる。ここでコノハが「自分の絵を勝手に学習させるのか」みたいな反応も非常に今っぽい。そしてちゃんと独自AIに学習させて外部には出さないと言う返事を守に言わせている。ほぼ同時代の社会現象をもうアニメにしてるよ。あれ?でも「声」はどうするんだ。学習させる許可取らなくちゃ。
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環境は整っている。でもやはりコノハには重圧だった。システム以外を全部自分が監修してラストワルツにぶつけるゲームなんて作れないよと。そのコノハに対して守はおまえのゲームに対する熱量はそんなものだったのかと言う。AIで見栄えのするゲームは今の世の中でいくらでももう作られている。メイ子達の会社は今でも人力の部分は大きいけれど。でもAIがいくら見栄えのするゲームを作ろうとそこには熱量が無い。コノハはその熱量を注ぐのだ。何もラストワルツに勝つ為のゲームではない、自分が作りたいゲームを作れと。

これを聞いて、ラストワルツで全部絞り尽くしたと言っていたコノハも少し考えが変わった。変わったけどだからと言ってすぐさまどうこうなる訳でもない。気分転換に出かけると言うが、この時に守が気がついた。

コノハの一人称が以前は「コノハ」だったのに今は「私」になってる(今回の冒頭ではもう「私」になっていた)。これはコノハがもうこの世界線の影響を受け始めた事を意味してるのではないか。あまり時間をかけたらもう元に戻れないかもしれない。それを聞いて焦るコノハ。

秋葉原の街を走りながらコノハは思い出した。初めて来た時の秋葉原はどこを見てもとても楽しかった。何を見ても新鮮だった。それが今はコノハから見たら無機質な街になっている。
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その時、携帯が鳴動する。冬夜からの電話だった。

やっと繋がった。そして是非とも今から会いたいと言う。この時点でコノハを見た冬夜がどんな反応するかなと思ったんだけど、事態は全然違う方向に進んで行く。

ラジ館が僅かな日数で解体されてしまった後、守はコノハがゲームを作れたとして、あの時代に戻って誰がそれを世界にリリース出来るだろうか。そう考えながら歩いていたらコノハが誰かを待ってるみたいな姿を発見する。寒そうなコノハにもコーヒーをと向きを変えたその時、コノハは黒服の男に黒い車に拉致されてしまった。

おかしいな、冬夜が会いたいなら別にこんな事しなくても良いのにと思ったら、実は冬夜の仕業ではない。冬夜が提携した海外の会社プラネット・ジャパンの仕業だった。その連中はCUEの世界の原点となった人物をずっと探していたのだ。そしてそれに関わりがあるからと冬夜に近づいて提携をした。そして冬夜の携帯をハックしてコノハの情報を掴んで声もAIで合成してコノハを騙して待ち合わせをさせて拉致した。これでオリジナル・キューが手に入った。そして世界が手に入る。

冬夜が暗躍したんじゃなかったんだ。冬夜は利用された側。

しかもプラネット・ジャパンのゲーム作りがエグい。人間を拉致してその頭を使ってるじゃないか。いや、これは完全にあかんだろ。そこにオリジナル・キューのコノハの頭脳を使おうと言う訳か。拉致した割には妙に警備の甘いビルでコノハが驚く。
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これを助けに行くのが守君ですね。
98を総動員してコノハの行方を考えさせる。

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