カノジョも彼女 Season 2・第17話
花火大会の翌日。紫乃はスマホに入れた直也の写真を見ながらため息を付いていた。結局咲は直也とキスしなかった。全く進展が無い直也と咲の間。こんな事では自分の気持ちを諦められない。
諦められないと言う部分だけ直也に聞かれ、幸いスマホは見られなかったらしい。紫乃はホッとしつつどうして咲とキス出来なかったのかと問い詰めると、その前に渚と色々あってと言うと、今度は渚が自分の話ですか?と現れた。
色々あったって何?具体的に目の前でやって見せろと責められ、直也と渚はやむなく実演する。それ、いい感じだったのをもう一回やらせてるんだぞ。ともかくこれで分かった。相変わらず咲は渚に遅れを取っている。咲が可哀想だと思わないのかと部屋に引っ込んでしまう紫乃。前回からの疑問が沸き起こる。咲はそんなに直也の事を本気じゃないのか。咲が直也とくっつくのを前提で諦めている自分の気持ちはどうなるのか。
向井家にお届け物です。抽選で当たりました。あなたにはキャンプ用品一式とキャンプ場のクーポンをお届けします。咲はいい加減だからこんなの申し込んだっけ?と思いつつも何でもいいから貰える物は貰おうと喜ぶ。と言う訳でみんなでキャンプへ行く。
しかし当然これは理香の策略だった。キャンプ用品もキャンプ場のクーポン券も全部理香が買って送り届けたのだ。男を呼び出す為に使った金が13万円。え?ゼロからキャンプ用品揃えてそれで済むの?ヒロユキ氏の腕時計から見た微々たるものだね。
そしてキャンプ場にやって来ました。ヒロユキがテント張り、渚が食事係、咲が水汲みに行って来てと言われたけどそこは紫乃が奪う。これ以上直也と渚を二人きりにはさせられないと。
水汲みに行った紫乃だったが、そこに咲がやって来て背後から胸モミモミ。と言うのも紫乃が怒ってる風があったし、さらには何か悩んでる風もあったから。でもそんな事を言える紫乃ではないので、咲のモミモミはエスカレートして、紫乃が可愛くあえぐとさらに。咲、可愛い女の子好きで渚の二股認めちゃったからなあ。
水汲みから戻ってみたら事件が起きていた。直也はテント張りが難しくて出来ないし渚は火がおこせない。ダメだなあ、ちゃんとゆるキャン見てないと。と言うか、テントはそんなに難しくしてたら普及しないのでは。ひょっとして理香がこうなる様に難しいのを選んだか。
お困りのようね。(これ、誰が得意にしていたセリフだったっけ)
キャンプをYouTubeに流してる理香にはこんなものは極簡単。いや、それだとペグの傾き足りないのでは?
理香はテキパキとこなしてテントは張る、食事は作ってしまう。さあ、食べてもいいのよ。そして今回キャンプ用品とキャンプ場のクーポン券を送ったのは自分の策略なのだとあっさり明かした。だって直也に好きになって貰いたいから。
しかし理香には一服盛った前科がある....いや、忘れたぞ。どの場面だったっけ?
ともかくそれで直也は勿論の事、咲までもが警戒した。しかし理香はその場でピザを食べてみせた。一緒に理沙も食べてみせる。
あれ?大丈夫だったじゃない。私の好きなピザをどうしてくれると言う咲は、もう止まらない。でも先ずは直也からだと言われて咲も直也を促す。やむなく食べてみた直也だが、これは美味しい。釣られて咲も渚もそして紫乃も食べた。
どうして花火大会の時にあれだけ拒絶したのにと思う直也だが、あれは拒絶になっていなかった。逆に脈アリと捉えた理香だった。だからどんどん押せ押せになっている。それを聞いた咲も渚も就中紫乃は一体どう言う事なのかと驚いた。直也は正直だから確かに理香に惹かれているのは否定しない。渚の時もそうだった。嘘は言えない。嘘を言っても後で咲達を傷つける。でも自分が咲と渚をずっと大切にする気持ちには何ら変わりは無いと言う。
ここで驚いたのは理沙。え?お姉ちゃん、彼女の居る人が好きになったの?しかも二股してる男の人を?理沙、知らなかったんだな。
「アホタレー!」
この後の理香の主張がまた紫乃を抉る。渚の時もそうだった。既に咲を好きだと直也が言ってるのにでも自分の気持ちは諦めない。ぶつかってぶつかって、いつか直也を咲と渚から奪う。
その時に咲に殴られて気絶していた直也が気がついた。改めて言う、理香に少し惹かれたのは本当だ。でも二人は悲しませない。だって....と言うところで直也寝てしまった。渚も崩れる。理香、やったな。最初のピザには何も入ってなかったけどその後の食事に盛ったな。
でも理香、このあとどーするんだ。