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16bitセンセーション -ANOTHER LAYER-・第9話

守は過去にタイムリープしてエコー達と出会って戻って来た。タイムリープしていた時間は元の時間でロスが無かったみたいなので、アルコールソフトの起死回生のソフト作りに影響は無かった。

こうしてコノハが無双したゲーム作りが進む。メリーバッドエンドって何?今回初めて聞いた。と言う事で調べたが、定義は分かったがどんなケースがそれなのかがピンと来ない。wikipediaでは「人魚姫」「幸福な王子」が挙げられていた。これだけだと読み手視点ではバッドエンドだけど当人はメリーだと思ってるパターンか?なるほど、冥王星前線基地のシュルツ司令がデスラー総統万歳を叫んだみたいな(かなり違う気がする

制作過程でテキスト量の規模とかCGの規模とか、それらがテロップで表示される。最後は総作業時間測定不能とか、この辺が何となく「トップをねらえ!」みたいな雰囲気がある。
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こうしてゲーム「ラストワルツ」はマスターアップした。ラストがちょっと気がかり。

コノハ、最後まで消えずに居られたね。みんなもやった感があって打ち上げも盛り上がっていた。阿鼻叫喚。一次会終わってソフマップに貼られたラストワルツの看板を見に行く。背後の秋葉館の黄色いビルが懐かしい。

そこでメイ子がコノハに明かした。実は美少女ゲームを作ってるのは恥ずかしいと思っていた。でも今はみんなで完成してやって良かったと思ってる。そこでコノハがメイ子に抱きついて倒れそうだったので、ここで倒れて消えちゃうのかなと思ったけど、ここは大丈夫。そしてデジコビルを見に行く。それを見ながらコノハの身体が不安定になっている。やはり消えちゃうのか。
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その時に冬夜と出くわした。冬夜、以前にも増して変わった?その冬夜、新しい会社を自分で作るつもりだと明かした。野望がでかいな。そして冬夜、一緒にゲームを作って欲しいとコノハに頼む。コノハどうするんだろう。既にアルコールソフトに居るのにと思ったけど、コノハはもっと気がかりがあった。さっき消えかけたから。だから良いよとは言うけど、次にちゃんと会えたらねと。またね。

コノハは二次会に行かずに守が居る筈の会社へ向かった。消えそうだから守に会っておきたかったのだろうか。

守は中古ソフト屋でエコーソフトの「ようこそゲームハウスへ!」と言うゲームを発見した。あのエコーソフトだ。で、この絵ってどこかで見た様な感じ。店員がお客さん、お目が高いとエコーソフトの説明をしてくれる。これ一本だけ出した幻の会社だそうだ。
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守はだから自分が本当にタイムリープしたのだと考える。それはコノハには明かす。コノハに残されたのはコミパだけだった。自分はタイムリープして良かったのだろうか。そう思って歩いてる所にコノハが追いつく。秋葉原にこんな歩道橋のある場所あったっけ?昭和通り側?

コノハと話しながら、自分の経験からもゲームを作りたいと言う気持ちが強いと戻らないのかもしれない。だとしたらコノハはもう一段落つけてしまったから、もう消えちゃうかもしれない。だからコノハは言っておきたい。アルコールソフトでゲームを作るのが本当に楽しかった。

守の見た所では美少女ゲームの世界は未だにブルーオーシャン。そこにあれだけの物を出したのだから売れない筈が無い。10億どころかもっとずっと売れててんちょーがまた放蕩する方が心配だ。

守の夢が98が世界を制覇する事だと言うのは置いておいて、守としては秋葉原がこのままであって欲しい、でもどんどん変わってその流れは止められない。今のまま、と言うのはないからね。そしてこの会話の途中、本当に唐突にコノハは消えた。ほら、あれ、と言った次の瞬間紙袋が落ちる音がして。
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紙袋を抱いて守は思ったろう。なんだよ、またいきなり消えやがって。

コノハはまた元の時間に戻る。やる事をやったコノハはもうタイムリープは終わりにしよう、この世界で懸命に生きて行こうと思うけど、かと言ってあの会社かとすぐに気は重くなる。

しかしミスドを出てコノハは驚いた。何この六本木ヒルズみたいな風景。妙なタワーがあるし。それって延空木では。

地形は秋葉原っぽいと言うコノハではあるが、秋葉原っぽい地形って何?後から登場するが、昭和7年からずっと変わらぬ総武線の御成街道架道橋のプレートガーダーを見てそう思った方が良かったな。あれはずっと変わらぬ秋葉原の象徴で、海外からの観光客もあれを見て「あーきはーばらー」って思う程だから。

そして大きな音がしたと思ったらラジオ会館が鉄球で壊されようとしてた。いや、今どき市街地で鉄球でビルの解体なんてしないだろ。ともかくこれを見て叫んだコノハに現場監督が工事現場に勝手に入って来ちゃ駄目と注意に行く。何が何だか分からないコノハだったが、そこに居たスーツ姿のおじさん、守だった。あれから四半世紀程経ったからなあ。守はコノハが変わっていないし、タイムリープも理解してるからコノハが分かる。

あの「ラストワルツ」が売れて会社が成長してそのCEOか何かになったのだろうか。
そして変わらぬ秋葉原を求めていた守だったが、ラジ館を壊す側になったのか?

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