君のことが大大大大大好きな100人の彼女・第8話
楠莉の薬で羽香里達四人はキスゾンビとなってしまった。何故ゾンビ?
これ、放置したら自然に薬の効力が切れる訳ではなくて、逆に一時間以上経つと一生このままになってしまう。だから時間切れ迄に楠莉が効果を打ち消す薬を作って四人に飲ませないといけない。
だからここは一度逃げて化学室で薬を作らないといけない。と言う事で一度戸を閉めて逃げたのに、キスゾンビの執念は強くてもの凄い速度で追いついて来る。
四人は凪乃の指示で凪乃、羽香里と唐音、静の三つに分かれて恋太郎と楠莉を挟み打ちにしようとする。ここで恋太郎は考える。四人が追ってるのは自分だ。だから楠莉と別れれば楠莉だけは化学室に行ける。そして薬が作れる。
と言う事で恋太郎と楠莉は別れる。恋太郎をまっすぐ追いかけて来たのは静。いくらキスゾンビ化していても静の元の体力が小さいので速度も遅い。しかも追いかけているうちに転ぶし。これを恋太郎は見過ごせずにおでこが赤くなってしまっていると保健室に連れて行って手当をしてあげる。
それでもキスゾンビ中なのは変わらず、静は恋太郎にキス。キスしたら満足してキスゾンビ化が止まるのかと思ったら、いくらしても変わらないんだ。このままではとろけてしまいそうな恋太郎。でも静の為には元に戻さなくちゃと我に返ってハンガーで静を吊るして脱出。
次は羽香里と唐音にカタパルト攻撃で追いつかれて二人からキスされる。今度の二人は静よりも力があるから振りほどけない。どうしたらと思ったら、羽香里と唐音はキスゾンビ化してもどっちがキスするかで争う。あれ?キスゾンビになっても人格が根底では変わっていない?
と言う事で、恋太郎は羽香里と唐音の二人をキスさせる。恋太郎の狙いは喧嘩をするけどお互いが好きな羽香里と唐音をキスさせたら二人でキスし続けるだろうと言うもので、この読みは当たった。
こうして二人からも脱出して恋太郎は化学室へ。そこではもう楠莉が効果を打ち消す薬を作ってる筈....だったのにそこに居たのは凪乃。やばいと咄嗟に隠れたロッカーに楠莉が入っていた。
楠莉が化学室に入ろうとしたら先に凪乃が居た。これはまずいと隠れたのだ。ここで恋太郎が自分で飛び出して逃げたら陽動だとバレてしまう。
にっちもさっちも行かなくなって、涙目の楠莉。またも自分の薬でみんなが自分から離れてしまう。こんな事なら大好きな薬開発をもう止める。そう言ったところでふと楠莉が気づく。何かあった時の為に一本だけ打ち消し薬を持参してる。これを使えば良い。
そりゃ普通はそれを凪乃に飲ませると考えるのに、何故か楠莉は自分で飲んじゃった。それじゃ駄目だと恋太郎が振り払ったところで楠莉はちょっとしか飲まずに試験管を落としてしまう。残りはこぼれてしまった。
何故楠莉がこんな事をしたかと言うと、小さい楠莉は凪乃に認識されているが、大きい楠莉は認識されていない。だから外に出てそのままスルーされて薬を作りに化学室へ行ける。うん、普通は出ない発想だけど。
でもその作戦は怪しすぎて凪乃を騙せず楠莉は逆に束縛されてしまう。一体どうしたら。ここで床に落ちてる打ち消し薬を見て恋太郎が何か思いついたので、まさかそれを吸って口に含んで凪乃に飲ませるのかなと思ったけど、思いっきり口を開いて走ってるからそれは違った。
そして追い詰められて恋太郎は凪乃にキスされる。今回もちゃんと平等にキスの機会あるんだ。しかしその間に楠莉が打ち消し薬を作って来て凪乃に飲ませる。恋太郎の考えは凪乃から逃げ続ければ楠莉は少量しか飲んでないのですぐにまた小さくなって束縛から逃れられると言うもの。それでうまく行った。
これで四人はいつも通りに戻ったけど、キスゾンビ化してる時の記憶がちゃんと残っている。だから羽香里と唐音はお互いにキスしてたのも覚えていて、記憶が無い事にした。
でも戻ったとは言っても騒動を起こしたのは楠莉のせいなのだと楠莉が謝る。でも元に戻れたのは楠莉の作った薬のおかげだからプラマイゼロだよと言う恋太郎。いや、そうか?でも恋太郎はそれとは別に今後何かあっても自分が何とかする、自分が大好きな楠莉が大好きな薬作りをやめるなんてさせないと宣言。
イイ話や。凪乃も静も唐音もイイ話だと感動してるのに羽香里の最後の一言が台無し(笑)。
そんな事を言われて楠莉も恋太郎が大好きなのだ。
楠莉も機会均等でキス出来たね。