16bitセンセーション -ANOTHER LAYER-・第4話
コノハが守の所に行って何とかアルコールソフトに戻そうとしたが、守は直接話すのすら避けてBEEP音で話す。これ、友人から教えて貰ったのですが「卒業」でBEEP音で声を出すのやったそうです。
コノハは一旦アルコールソフトに戻って重装備で守説得の持久戦に入ろうとした。ふと見るとメイ子がPCで絵を描いていた。もうWindowsで1677万色で絵が描ける時代。そして机の上にはコノハから見たら懐かしい板タブ。
懐かしいなんて最新のタブレットだよと言うメイ子、じゃあコノハはいつもどんな絵を描いてるの?と聞かれてコノハは詰まる。なんで詰まるんだと思ったら守から歴史を変えるなと釘を差されたからだ。でもさ、目の前にタブレットあるんだからそれで取り敢えず線画描いてみせたら...あー、この時代って板タブでPhotoshopで線描くとかなりガタガタするんだよね。でも技量は見せられたんじゃ。
メッセサンオーの前まで来たらあの冬夜と出会う。一緒にじゃんがらラーメンへ。じゃんがらラーメンは老舗だからこの時代にはもうある、と思う。冬夜、niftyで話題のゲームを買いに来たそうだ。え?nifのゲームフォーラム?行ってたよ私も。
別れ際に冬夜はコノハお姉様、また会って下さいって言うけど、コノハは安定してこの世界に居られるか分からないからちょっと戸惑う。
コノハはそのまま寝袋で守の家の前で張り込むけど、あっさり寝てしまった。それを見た守は例のタブレットが置いてあるのを見つける。確かにこの時代に全面液晶のこれだけの大きさのタブレット(そもそもタブレットとは思わない。私がXp時代に見た時は液晶PCだと思った)は存在しない。あー、PC-9801Pってのがこの世には存在したんだけどね。
コノハ、寝てるうちに守が居なくなった。失踪したとアルコールソフトに電話するけど、それって一時的に買い物に出てるだけでは?
さて、夏コミが始まりました。あれ?もうビッグサイト?
この瞬間から見ていて時代が混乱したので取り敢えず整理する。
1995年10月 エヴァンゲリオン放送開始
1996年 コノハ、二度目のタイムリープ
1996年4月 東京ビッグサイト開業
1996年8/3-4 コミックマーケット50
だからアルコールソフトのサークル「Kわぁくす」がビッグサイトでエヴァのコスプレしていても良いのだ。この時のコミケ、私はフルカラープリントの教授本3(セーラームーンの教授)を出していた。
ここに守がダンボールロボットPC98でやって来た。C&Cって、それもう死語では?守、98の弔いに来たのだ。それを差し置いてコノハは守が来てくれた事を喜ぶ。
守が踏み切ったのは二つの点。コノハのタブレットは確かにこの時代の技術では作れない。だとしたらコノハは未来から来たのか。そして未来から来たコノハはPCは知っていても98を知らない。つまり未来に98(と言うか正確にはDOSなんだが)は滅亡しているのだ。未来は変えられないと自分で言っていた。薄々は気づいていたけど、これで確信した。だから98の弔いなのだ。
そう言って気落ちしている守を、98の無い未来を変えたら良いんだとコノハが説得する。
こうして守がアルコールソフトに復帰。もうC++でプログラミングしてるのか。つい先日までアセンブラだったのに。
そして完パケ。
あ、また打ち上げやってる。まあ打ち上げはするよね。でもまたコノハは戻りそう。守はコノハのタブレットの修理もしてくれていた。電源部分だけの故障で済んだらしい。タブレットを起動して、甘酒で酔っ払ったコノハは自分が描いた絵を守に見せる。
これは完全にこの当時から見たら革命的な絵。こんなものをこの時代の人間に見せる訳にはいかないと驚く守。もめて、倒れて、コノハが寝たところでコノハが消え始める。こうやってまた戻るのか。