カノジョも彼女 Season 2・第14話
直也の二股をやめさせる為に紫乃が向井家に乗り込んで来る。何故そこまでするのか。それは親友の咲とちゃんと付き合って欲しいからで、それによって自分は直也を諦める事が出来る。
そう、一期のOPEDで紫乃が咲や渚と同列で登場した時から、おや?とは思っていたし、一期の後半ではっきりした様に紫乃も直也が好きなのだ。
だが先に親友の咲と直也が好き合う状態になって自分はそこに割り込んではいけないと思っていた。なのに二股って何だ。自分の気持ちはどうなるんだ。しかも二期初回で三人が一緒に住んでいると言う事まで知ってしまったら、もう乗り込んで二股をやめさせるしかないではないか。
しかし向井家に行ってみれば咲は肩脱ぎした格好で出て来るし、服を脱ぎ散らかしてる。なんてだらしない。片付ける紫乃。その様子を見た渚がどうして正反対の二人が仲良くなったのか不思議に思った。
それは中学の時、紫乃が咲の居る学校に転校して来たら、ばったりと会った時に咲が紫乃を指差して叫ぶのだ。
「あ、美少女なのに私よりおっぱいちっちゃい子がいる!」
クソワロタ。
以降、咲は胸がないと言う紫乃につきまとう。最初紫乃はその気は無かった。学年一位でスポーツもまあ出来る。そんな自分と友達になっても高校大学と別々になってそのままだと。そう言われても咲は紫乃の分のゲーム機まで買って一緒に遊ぼうとする。どんなに他の点で差をつけられても胸の大きさで許せると。本当に失礼なヤツだな。それにしても学年一位の紫乃と咲がどうして一緒の高校に来られたんだっけ。忘れた。
紫乃には一階の部屋が用意された。一人になって紫乃は回想する。直也と初めて会った時を。例の如く直也は月イチで咲に「好きだ!」と突撃していた。そんな直也の一途な目を見た時から紫乃は直也が気になりだす。
何度も何度も直也はまっすぐに咲に告白する。だから紫乃も直也に少しは考えて告白しろとアドバイスする。例えば推してもダメなら引いてみな的な。成程と言う直也ではあったが、でもそれは出来ない。自分の気持ちを伝えるのだと。それじゃあと紫乃は咲の誕生日にプレゼントをする事を提案する。
成程と思う直也だったがバストアップブラとかどう考えてもぶっ飛ばされるだろ。服とかどうだろう。そう言って店に行ってみたら中々良さそうな服があり、直也は紫乃に着てみてくれと言う。渋々試着する紫乃に直也は可愛いよ!と。服じゃなくてそれを着てる紫乃が可愛いと言う。
本当にまっすぐなヤツ。紫乃は照れて着替えるのに脱ぎ始めたところで、咲が店にやって来た。どうしよう二人で居るのを見られたら勘違いされる。それに直也は居るの自体を見られたらサプライズが無くなる。その結果直也も試着室に隠れた。結局咲はやり過ごせたけど、どんどん深みにはまる紫乃。そして紫乃が今してるリボンはあの時に直也がプレゼントしてくれた物なのだ。
部屋の外に出てみたら直也が一人で寝ている。咲は渚と買い物に行くとメッセージが入っていた。寝てる直也を見て紫乃は思った。キスをしたらこの気持ちが変わるのだろうか。そんな場面に咲が帰って来てしまった。紫乃、何やってるの?
学年一位の頭で考えた弁解が、直也の鼻毛を取ろうとしていたと。でもアホの子の咲はそれで納得しちゃう。
何とかごまかせたものの、汗をかいてしまった紫乃はシャワーへ。今回はごまかせたが、もう気は緩められない。そうやって決意してあがったのに、そこに直也が顔を洗おうとして入って来た。ああ、これはもめた末にまたあの態勢になるヤツだと思ったらやはりそうなって、そこに咲が入って来てまたも「またもや入ってる!」
三人は紫乃の歓迎パーティーを用意してくれた。何言ってるんだ、二股をやめさせに来た自分を歓迎とか。でもこれは三人で考えた事。そして三日も前から準備していたと聞かされると食事はしない訳には行かない。食べてみたらあらおいしい。渚が直也の為に日頃頑張ってここ迄来た。ただ、肉ばかりでバランスが悪いと紫乃はサラダを作ってくれる。
紫乃は渚に聞いてみる。渚は直也が咲を好きだと知らないで告白したのか。これが違うのだ。渚は知ってたけど告白したのだ。その思いに応えた直也と渚かわいいと思った咲が受け容れた結果が今の二股だ。だが紫乃はそんな状況信じられないと言う。自分はそれを避けて今の状態なのだから。だから紫乃はそんな渚が嫌いだと叫ぶ。