婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む・第1話
婚約破棄された令嬢と言うから、例によってパーティー会場でいきなり婚約破棄宣言される所から始まるのかなと思ったら、何故か森の中を。兵士に追われて逃げている。
崖から転落して(転落はとても危ないので場合によっては死んじゃう)それを感知した森の凶悪な魔法使いアレンに発見された。アレンがどうしたのだろうと抱き上げた所に兵士達が取り囲んで大人しくそいつを渡せば見逃してやろうなどと上から目線で脅すから天秤にかけて明らかにこの子を守るべきだと考えたアレンが魔法であっさり兵士達を片付けて帰還させる。
その子シャーロットを介抱して事情を聞いてみたら、あ、やっぱりパーティー会場で王子からいきなり婚約破棄宣告されたんだ。しかも罪状を沢山挙げ連ねたから犯罪者として兵士達に追われた。うん、こんな子でどんな事をした事になったのだろう。
アレンはそれを聞いてこの子が公爵令嬢と言っても庶子なのを嫌った王子が適当に罪状を被せて婚約破棄したんだな、とんでもない話だと思う。しかも公爵令嬢とは名ばかりで妾腹の娘だからと屋敷では虐げられていたらしい。
え、ちょっと待って。そんな子が何故王子の婚約者になれるの?
公爵家、余程セシル王子に含むところがあって嫌がらせで婚約させたのか?
ともかくこんな不幸な子は自分が幸せにしてやらねばならないと思ったアレンはシャーロットをここに住まわせようとしたが、自分がここに居ては迷惑がかかるとシャーロットは拒絶。どうしてもうんと言わないのでアレンは強硬策に出た。君がうんと言わないと死ぬ魔法を仕掛けた、自分に。これは斬新な脅しだな。
これシャーロットみたいな子だから効いたんだぞ。
ともかくこれからアレンはシャーロットを幸せにしなくてはならないと言う使命感にかられr,この世の悦楽=イケナイことを教えると誓った。
アレンがシャーロットを幸せにしてやろうと思うのは分かるが、それがイケナイことと言うのは違う気がする。ラノベの段階でタイトルで釣ろうと言う理由からこうなったのだろうか。それからアレンが人付き合いが苦手と言いつつ、シャーロットには淀みないセリフでグイグイ行くね。