« 薬屋のひとりごと・第1話、第2話、第3話 | Start | 聖剣学院の魔剣使い・第4話 »

君のことが大大大大大好きな100人の彼女・第3話

持病が再発して体調が悪いので当面簡易更新となります。

図書室でビビーンと来た小さい子。彼女は好本静と言って恋愛物語の姫と騎士の様な出会いが出来たらと思っていた。出会い方は違うけど、静は恋太郎にビビーンと来たのだ。

ここから今回は最後まで羽香里と唐音は蚊帳の外。

静は不思議ちゃんで、自分の口では会話をせず、持っていた本のあるページのあるセリフを指差す事で相手に話しかけるのだ。じきに分かるが、流石にどの本でもと言う訳ではなくて、この時に持っていた「王冠恋物語」と言う本のページを使う。そんなん出来るか!と言うツッコミは置いておいて静の設定として受け入れよう。

恋太郎は相変わらず誠意のある男なのでこんなまだるっこしい会話にも嫌な顔せずに(自分の中でツッコミはしてるけど)話しをする。

どんな本を読みたいかと聞かれて恋太郎は恋愛小説と言うので静は図書室から山の様に集めて来た。いや、ハードカバーで恋愛小説の本が学校の図書室にこんなにあるのか。恋太郎は折角静がおすすめしてくれたのだからと全部借りるよと言ったものの、図書カードの作成に何日かかかると言われてしまう。そうだったっけ?学校の図書室の図書カードなんてその場で出来なかった?と言うか、あった?まあもう半世紀前の記憶だから。そしてどのみち最大3冊程度しか借りれないのでは。

この日は借りれないと言う事が分かったら静は今手に持ってる「王冠恋物語」を恋太郎に貸してくれる。
参考資料

恋太郎はその晩に一気読み。でも実は続巻があるのだ。翌日恋太郎が面白くて一晩で読んじゃったと言うと静は2巻を持って来てくれていた。喜んで2巻を借りるが、この時に1巻もまた貸してと言うので、ひょっとして恋太郎は静同様に中身を暗記して本で会話出来る様にするのかと予想したが、これは違う。なるほど、そっちか。

静は恋太郎が次に3巻を見たがるだろうと持って来て準備したが、それから何日か恋太郎は来ない。そのうちに静は恋太郎が羽香里と唐音と仲良くしてるのを見て、やはりあの人には恋人が居るんだと思ってします。
参考資料

そして思い出す、これまでの日々。中学時代はどうしてちゃんと話せないのかとクラスメイトとさらには親からも責められた日々。字が読める様になる前はどうしてたんだろう。ともかくそうやってひとりぼっちで、話をしてくれる人なんて居ないんだと思った。

ところが何日か後に恋太郎が図書室を訪れてアプリを入れて欲しいと言う。そのアプリを起動して恋太郎が送って来たデータを読み込むと王冠恋物語の文書が出て来る。文書を選択すると読み上げてくれた。恋太郎は静の為に1巻をまた借りて全部打ち込んだのだ。スマホで!そしてこれが意味あるのは、相手の目を見ながらお互いに話が出来る、これが重要なのだ。私が当初考えた恋太郎もあの本を暗記するのではなく、お互いの目を見て話せる様にする、この部分が。

もうこれで静、完全に恋太郎にやられてしまった。スマホをタップして
「好きです」

そして恋太郎も思った。これは運命の人とかそんなのとは関係ない。この子が愛おしいのだ。
と言う事で
「私もあなたを愛しています」

と言う事で三股になりました。
当然最初に聞いた時に羽香里も唐音も驚くが羽香里の方は脳みそおかしいので喜んで受け入れる。唐音の方もこうなったら理解する。切腹すると言うし。

このエントリーをはてなブックマークに追加

|

« 薬屋のひとりごと・第1話、第2話、第3話 | Start | 聖剣学院の魔剣使い・第4話 »