ひきこまり吸血姫の悶々・第1話
タイトルから吸血鬼の姫がひきこもりをしてるのだろうと言うのは予測出来た。
そのひきこもりの理由が、何故か吸血鬼なのに血の匂いなどが大嫌いでとても飲めない吸血鬼の偏食。すると吸血鬼にとっては血は成長の為に非常に重要で、飲まなかったせいで身体のみならず能力も育たなかった。主人公のテラコマリ・ガンデスブラッドは、ムルナイト帝国の名族ガンデスブラッド家に生まれて祖先はみな立派な吸血鬼だったからテラコマリもそれに倣おうとしたものの、能力が無くて速攻でひきこもる事になった。ただ、もう少し後の描写ではテラコマリは学校で能力無しとしていじめられていた過去もあるんだ。それじゃひきこもりになっても仕方ない。
ただ、やはり父親は心配でどうやったらテラコマリが外に出るかを聞いてみると「そうだなー皇帝にでもなれるなら」と無理を承知で答えたのに、父アルマンはそれならと皇帝の所へ行ってテラコマリへの譲位を迫ったらしい。当たり前だが皇帝は激怒したのにアルマンはテラコマリのかわいさとか色々話した結果、皇帝はおもしれーやつとすぐには皇帝にはせずとも帝国七紅天の一人が空席になっているのを幸いにテラコマリを入れて、部下を持たせて働きを見てやろうと言った。
バカなの?アホなの?と思うテラコマリではあったが、これを成し遂げないと首をはねられて死んでしまうとあってやむなく引き受ける。だが部隊の連中は血気盛んであわよくば自分が上にと常に下剋上を狙っていると言う。
そんな連中相手に、父からあてがわれたメイドのヴィルヘイズを補佐にして部隊での虚勢をはりつづけねばならない。
演説の部分はまるでデグレチャフみたいだったな。
ただ、この世界、ひとつ仕掛けがあって魔核によって戦闘でしんだ者もやがて生き返る。こんなエンタメ戦争に何の意味があるのかと思っているテラコマリだった。