ポーション頼みで生き延びます!・第2話
持病が再発して非常に体調が悪いので当面簡易更新となります。
男爵の所から徴発したベッドで森の中で寝ていたカオル。そこに通りがかったアダン家の子女ヘクトルとユニスとその護衛フランセットが女神と勘違いしてしまう。面倒だからカオルは女神と言う事にした。
ユニスはカオルに病気の祖母に祝福が欲しいと言う。設定を大事にカオルは悲しい話をして自分に涙を流させたらそれが秘薬になると言う。ヘクトルとユニスの悲しい話はただの子供の悲しい話だったが、フランセットは騎士として鍛錬してしまったせいで行き遅れ(この世界だからこの単語使う)になった境遇にカオルは涙して三つのポーションを出した。
一つはその祖母に。一つはフランセットに自分で使いなさい。もう一つフランセットが治したいと望む人へ。
アダン伯爵一家はバルモア王国で国王に報告。俄に信じられないと言う周囲。そこでフランセットは一つを自分で飲んだ。
え?何か変わった?体調悪いせいか全然区別出来なかった。説明見たら16歳程度に若返ったのだそうだ。そしてフランセットはもう一本をロランド王兄に差し出す。実はロランドは右腕が動かない。ロランドは薬は信じても良いがそれは自分ではなく王に渡せと最初は拒否するが、これは女神様の言いつけと言うので飲んでみたらあら不思議、ロランドの腕が治った。バルモア王国で女神カオルの名声あがったな。
カオルはブランコット王国の王都アラすに到着。目立たず安全安心な生活を求めたカオルは資金調達した後で料理店で給仕として働き始めた。
そこの店は大臣の息子アランが贔屓にしていた店でカオルの面白さを見つけた。カオルが持ち込んだ料理は勿論だが、カオルの有料相談コーナーが気に入った。それにしてもオムライス、彼らは材料はちゃんと知ってた。そこはどうなんだ。
アランは宰相の息子フォビオと第一王子フェルナンを連れて行ってカオルに相談させたら三人とも感服。うーん、税率を下げると経済発展するのは状況次第だから。こう言う時代は周辺国が重税を課してるから効果はありそう。
これでフェルナンがカオルを気に入ってしまった。それで足繁く通った挙げ句に勝手にカオルを引っ張って行こうとしたのでその場に居た全員に睨まれた。フェルナンは自分は王子と明かそうとして、そんな事をしたら王家に泥を塗る。これは自分が間違っていたと引き下がった。
これで収まるかと思ったらある日突如カオルの所に偉そうなヤツがやって来て、手紙と荷物を置いていく。どうも王城への招待みたい。