ホリミヤ -piece-・第11話
バレンタインデーが近づいていた。で、何故か沢田が宮村の家に居る。堀大好きっ子の沢田が堀はどんな色のリボンが好きかとか探る訳だが、それ学校で軽く聞いても良いのでは。取り敢えず堀は赤かオレンジが好きと教えてやった。
バレンタインは皆が意識していて当然綾崎と河野も堀が宮村にチョコをプレゼントするのだろうと聞いたら、堀にその気はなかった。相変わらずガサツなヤツめと思ったけど、話を聞けばその理由が分からないでもない。宮村はケーキ屋の息子で(忘れてた)そしてちゃんとお菓子作りが上手い。一方堀は以前失敗していた。そんな宮村に他所の店で買ったチョコレートをプレゼントするのかと。うむ、一理ある。でも綾崎は堀があげる事が重要なのだと言う。
そう言われた堀は一念発起してチョコレートを作る事にして河野に聞いてみた。幸いここの図書室には初歩の本があって、河野もそれを読んで菓子作りを始めたのだ。それに励まされて堀も包丁を持つ。こんな殺気立った京子に京介は命知らずにもこのチョコ食べて良いかとか。
完成したのはなかなか良さそうな形(生チョコだったらしい)で、創太が食べたけどズバリ美味しくない。でも百合子がフォロー。創太にはビター過ぎたのではと。でも京介も百合子も食べてもまあ食べられる程度ってどんな味だったのだろう。甘味が全然無かったのかな。
沢田は野上麻耶から声をかけられる(このキャラ、初登場だよね?)。
沢田が三年生と仲が良いからと。成程、三年の誰かにチョコをプレゼントしたいのか。沢田がまず思いついたのは宮村と柳。でもそれは違うらしい。では石川か仙石?それも違うらしい。そうなると沢田の知ってる三年生じゃないのかもと思ったらパーカーを着てる三年生らしい。え?井浦?それはやめろと言いかけた沢田だが、でも野上は井浦に渡したいのだ。どうして自分がその気持を否定出来ようか。それだけならまだ良かったけど、野上は井浦がどんなチョコが好きか聞いて欲しいと言うのだ。
仕方ない、沢田は宮村を頼って生徒会室にたむろしていそうな井浦を目指して行く。案の定、チョコを貰いたいとくだを巻いていた井浦が居て、どんなチョコが好きかと聞くと、喜んだ井浦がどんなものでも!と。しかし井浦の期待の眼差しが自分に向けられていると察した沢田は、私が井浦にやる訳ないでしょと全否定。
当日、宮村は堀に今日は家に来てくれと言う。やはりチョコくれるのだろう。吉川がチョコを配っていたが、何故か異臭。そして河野は石川と吉川に。
沢田が堀にチョコを渡すと、堀は可愛い包装だと喜んでくれる。そしてやはり宮村が教えてくれたとおりにオレンジ色のリボンが気に入ったみたいだ。宮村の言ったとおりとは少し複雑。
宮村の家に行った堀は宮村からチョコレートケーキを出される。流石ケーキ屋の息子でしかもお菓子作りの上手いヤツだよ。綺麗に包装出来ないから家に来て貰ったと言うが、そんな事を言われてやっと自分がラッピングを考えてなかった事に気づく堀。
でも宮村は堀家の皿に乗った生チョコを喜んで食べてくれるのだ。苦いの好き?
野上はどうしたのだろう。井浦を見つめている場面はあった。だがCパートで一人教室に残っている野上。
沢田が声をかけたら結局渡せなかったのだと言う。代わりに沢田は自分が井浦に渡す、なんて事はこの場合は意味が無い。野上の気持ちを組んでやれるのは、最初に約束した事を言ってあげよう。井浦に渡せなかったら自分が貰うと言った事を。