好きな子がめがねを忘れた・第13話・最終回
三重がメガネを新しくしたのかと思ったら、可愛いからと買った伊達メガネをかけて来てしまった。したがって今日の三重はメガネを忘れた状態。見るのに役立っていない伊達メガネを三重がふと小村にかけてみてと言う。小村は当然今の今まで三重がかけていたメガネだとドッキリして固まっていたが、それに対して三重が汚くないよと言うのだ。そんなのかけない訳に行かないじゃん。
小村がメガネをかけた状態を見たいと言うので三重は自撮りして送ってと言う。自撮りなどした事のにない小村は弁解するのにここではちょっとと言ってしまったのが、だったら持って帰っていいよと言う流れになり、ケースがあるからと言って三重がカバンを探して出したケースの中にちゃんとメガネがあった。
三重がメガネを忘れて小村の教科書をじっと見ると髪の毛がふわりと小村の手に被る。柔らかくていいなあと思った小村。その髪の毛、遠山がちょっとやってみたい事があるとポニテっぽくした。これ、小村から見て超ヒットだったか。
プールの授業も小村はガン見。なんだか帽子を被るのを躊躇ってる様に見えた。髪型が崩れるのを嫌がったか。でもそのまま被る。プールが終わって流石にちょっと崩れた感じ。そしてお昼なのだが小村は三重の髪の毛にご飯粒が付いてるのを発見。でもこの指摘は自分が三重の髪の毛を凝視してると白状してるみたいじゃないかと思った小村がもう見るまいぞと目を瞑る。これを三重がどう捕らえたか。この髪型駄目と捕らえたか。解いちゃった。ガーン(本当にこの効果音が出る)。
でもお昼まで髪の毛を結んでいたので三重の髪の毛はちょっと濡れていた。そのまま小村の教科書に迫って見てたので教科書がちょっとヨレちゃった。
髪の毛まとめなくちゃと三重がまとめようとしたのを小村がうっかり遠山が行っちゃうと口に出したので、三重は気づいて遠山にまた結んで貰った。小村が遠山による髪の毛結びを気に入ってくれたんだ(自分も気に入っていた)と気づいて喜ぶ三重。
帰りがけに三重は小村に魚は何が好きか問う。そして三重はメンダコ好きとも。ここでふと思うのだ。メンダコには言える。何が?ああ「好き」って言葉か!メンダコ「には」と言う事はそうじゃない何かには言えない。
二人が分かれた後で三重に久しぶりと声をかける男ありけり。誰だあいつ。どうも小学校が同じだった男みたい。でも三重は覚えていない。名前を聞いて名前は思い出した模様。これ以上詮索出来ないと小村は帰る。
三重は二日連続でメガネを忘れた。どこに置いたのか忘れたのだ。忘れた会話で三重は昨日の男子は名前は覚えてるけど顔を覚えてないと言う。それを聞いた小村、自分もいつかそうなるのかと寂しい。
先生の荷物運びをする時に小村は火渕と一緒になる。火渕がコンタクトがと言ったところで小村がコンタクト忘れる事あるのかと聞いたら、聡い火渕がそれは三重の事を気にしてるのだろうと気づいてる。でも今のところ小村は三重のお父さんみたいなポジションに見えてるらしい。
明日は終業式。明後日からは夏休み。つまり今の状態だと三重と小村は夏休み中会えない。
終業式の日も終わり。もう当分会えない。その最後の帰り道に三重と小村はどうしても言いたかった。同時に何か言いたかったが被ってしまって、取り敢えず公園へ。でも今日の三重はズボンはいてないから鉄棒もブランコも駄目です。じゃあ滑り台へ。滑り台って言っても中に入る。これは接近しすぎだとかえって苦しい小村。この状態で今日はよく見てない小村の顔を凝視したいと言う三重。
これ、実質キスでは。
そして三重は小村に先日の逆上がりの時の写真を送ってくれた。これなら自分は忘れられないかもしれない。滑り台から出て三重から夏休み中忘れないでねと言われた小村、あれ?なんですかそのフラッシュバックは。三重がちっちゃいぞ。
これで夏休みで会えなくなる、そんな小村が三重の手を掴んで止めた。
「明日も三重さんの顔が見たい」
夏休み中に会いたい告白。
そして過去の回想。自販機が今より少ない。そこで小村は三重と会ってたんだな。この頃から見えなかった三重、130円のアイスを70円のアイスと間違えて買おうとしていたのを小村が見つけた。
あの伊勢って男子、小学校の時に三重のメガネを取ったりしてちょっかい出してたんだ。そう言う男子だったんだ。大丈夫?と言ってくれる小村に三重はこの時にもう優しいお父さんみたいと言ってた。ただ、よくメガネを忘れる自分はあなたみたいな優しい男の子がおむこさんなら良いなとも言っていた。運命じゃん。
良かった、本当に良かった、この作品。
あまりに良すぎてこの1クールだけで大切な思い出にしたい作品かもしれない。