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おかしな転生・第11話

シェイクは腕に筋肉つかないの?

隣国のルトルート辺境伯がフバーレク辺境伯領に侵攻して来た。3万と号する大軍勢。フバーレク辺境伯はカドレチェク公爵に援軍要請を出したろうが、カドレチェク公爵が動いた形跡は無い。かなりの大軍勢なのでそれに対応するには独力では無理と考えたか。

リコリスは戦争の心配をしていた。リコリスもペイストリーもお菓子で平和になれば良いのにねと言っていたのに、思わぬ所からペイストリーを怒らせる事件が起きた。
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ペイストリーが注文していたミルクを取る為のヤギが横取りされた。商人によるとルースバッチ男爵が商人を脅して横取りした。戦時となって物資を確保しようと言うのもあって男爵が奪った。戦地に近いからと。

カセロールは戦地に近い男爵に優先権があるから今回は諦めろと言うが、シイツが案を出した。フバーレク辺境伯に対して援軍を出せばもっと戦いに関与しているからこちらに優先権が移る。ペイストリーがリコリスと婚約してるのを理由にフバーレク辺境伯に援軍を出すと言うのだ。うん、ちょっと日英同盟を理由に第一次世界大戦で日本が参戦したのと似てるね。

12人と少ないながら、騎士爵ならこれ位と言う援軍を送り出す。参戦準備は日頃から怠っていなかったので1日で出発準備が出来た。

ルトルート辺境伯の軍1万が本格侵攻を開始した。1万ならフバーレク辺境伯軍だけで対抗出来る。フバーレク辺境伯はスクヮーレにも出陣を要請。スクヮーレ、これが初陣となる。

ルトルート辺境伯、作戦は考えてあった。この「戦争目的」はフバーレク辺境伯とカドレチェク公爵の離間策。カドレチェク公爵の孫のスクヮーレが滞在しているからフバーレク辺境伯は安全な場所に初陣をさせるだろう。狙いはそこだ。スクヮーレを引きずり出してこれを叩く。孫をやられたカドレチェク公爵は怒るだろう。
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スクヮーレはペトラからあの写し絵を貰ってお守りにしていた。スクヮーレが出陣して居なくなった所にモルテールン軍の援軍が到着。フバーレク辺境伯は諸手を挙げて歓迎した。

さっそくフバーレク辺境伯から戦況を聞いた。黒い駒が敵軍らしい。これを見た歴戦の戦士カセロールが不自然だなと言う。だが堅実な布陣でおかしくもない。それをペイストリーは堅実するぎるのではと言う。侵攻して来た側なのに、フバーレク辺境伯軍が攻めて来るのを待っているみたいだ。

カセロールは自分が敵将なら自軍の主力の守りを固め、機動戦力で相手の戦力を削いでいく。例えばここ。その「ここ」と言う場所はスクヮーレが守備する部隊が居る。

フバーレク辺境伯はスクヮーレが初陣だからと比較的安全な場所に送り出した筈だった。だが逆に襲撃されかねない。急いでカセロールは救援に向かった。フバーレク辺境伯も一個中隊を与えた。

その頃スクヮーレはもう敵の罠にはまりかけていた。斥候が敵兵20人ばかりを発見したのでそちらに向かったが、背後から多数の敵兵が攻撃をかけて来る。混乱するスクヮーレ軍。副官は指示を仰ぐだけ。スクヮーレは森の中に入ったが、こちらにも伏兵。

カセロールの部隊が急行。フバーレクの中隊が速度に追いつけないのでニコロに任せてカセロールの部隊だけ先行した。

スクヮーレは既に囲まれていた。ペトラに必ず帰って来てと言われたのを思い出して血路を開いて撤退する方向に変えたが、部下は降伏してはと言い出した。

その時だ。敵兵が矢で射抜かれて行く。モルテールン軍が間に合ったのだ。カセロールの奮迅で蜘蛛の子を散らすように逃げるルトルート辺境伯軍。
お助けに参りました、スクヮーレ殿。
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