スパイ教室 2nd season・第11話
あー、騙された。ミスリードされた。あの紫蟻にやられたのは紅炉だったのか。
ティアは確かに紫蟻の所に連れて来られた。そしてそこに血の痕跡が。これが嘗て紅炉がやられた時の痕跡、半年前に。だからティアは時空を利用して紫蟻に対抗する。
紅炉、紫蟻にやられたのは状態が悪かったからか。病にも冒され孤立無援でミータリオに来て大量の働きアリにやられてしまった。だが紅炉には未だ二人の頼れる子が居る。一人はクラウス、そしてもう一人がティアだ。
そしてこの時に紅炉が仕込んだ。働きアリ達に英雄、黒髪のヒーローがいづれ現れると。救世主伝説の出処は紅炉だったか。もういいと言う紫蟻に最後に一言と「助けてクラウス」と言うと紫蟻は騙されうっかりそちらを向くが嘘だと知って紅炉を撃ち殺す。
この話を聞いたティアには逆に勇気となった。紅炉に覚えて貰っていてしかも用意もされていた。さらには灯のみんなからも励まされていた。リリィの言葉は決め手だった。このエピソード中ずっと引け目を感じていたティアが立ち直る。いや、立ち上がった。
紫蟻がバーテンダーにティアを殺させようとしても、今や紅炉の仕込みを踏まえたティアの声には動きが止まる。
ティアは求めた。紅炉と同じ様に先生(クラウス)助けてと求めたらクラウス登場。何故ここが分かった、差し向けた73人の働きアリはどうしたと聞く紫蟻。73人全部倒しましたが、何か。
紫蟻は逃げるが、落ちていた嘗て紅炉を撃った銃弾を拾って紫蟻を追跡。山のように仕掛けた働きアリに紫蟻は殺せ殺せと命令したが、全部排除。
追い詰められたかと思った紫蟻だが、9人の将軍アリ出現。9人は選りすぐりでもあり、そして隠し玉だったから紅炉とは出会っておらず、英雄伝説は聞いていない。
9人にクラウスが手こずるが、これは紫蟻の掴んだ情報によるもの。嘗て仲間を全員失ったクラウスは、仲間が気になると動きが鈍る。今頃リリィ達が大勢の働きアリに攻撃を受けていると気になるのだろうと。あ、これリリィ達が集結するフラグだ。
でもここに参戦する者ありけり。屍だ。こいつ、紅炉がやられる時に裸でいたぶられていたあの男のなれはてだったのか。そこまで話を仕込んでいたか。ただの見せしめじゃなかったんだ。
この屍、ティアが解放した時にティアを襲ったが、この時にティアは既に紅炉の目論見に気がついていた。屍の行動は奇妙だった。登場時、クラウスが「この程度で何故自分のライバルだと思いこんでいたのか不思議だ」と言われたのはただのギャグではなく、屍は既に紅炉に仕込まれていた。だからティアが紅炉の声を模したらもうこれで屍は紫蟻が自由に出来る飼い犬ではなくなった。英雄は働きアリも救う。これがティア。
そしてそこにモニカも到着。全員無事だよ。クラウスがリリィとアネットを、屍がジビアとエルナを助けた。腐っても屍は有能。クラウスは言うまでもない。だがモニカの所に来たのはクラウスの姿をしたグレーテだから直接戦闘ではあまり役に立たず苦労したのはモニカだった。
しかし将軍アリ、強いな。屍=ローランドを倒しちゃう。紫蟻は将軍アリ達にクラウスをやる命令を出した。最強のスパイと言っても所詮は白蜘蛛を取り逃がす程度なのだろうと。でもこれ白蜘蛛からの誤情報だったのだ。あの時のクラウス、連続500日以上の任務で疲れ切っていた状態だった。確かにクラウスの連勤が酷いとか言っていたな。
このお遊びにはいつまで付き合えば良いんだなのクラウス、反撃にはリリィのガスやアネットの爆弾を使って将軍アリをたじろがせる。そして紫蟻はギードからクラウスの情報を入手していたが、それは半年前の情報。クラウスはこの半年でも成長していたのだ。クラウスの本質は成長。クラウスがみんなに攻撃させていたのはクラウスが成長する為でもあった。陽炎パレスはクラウスも含めた「スパイ教室」だったのだ。キーワード出たぞ。
で、オチが。
ここ最近の不審死の犯人が大悪党リリィにされてしまっていた(笑)。
でもギャグオチだけでなく、紅炉がティアに残した物もあったか。