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シュガーアップル・フェアリーテイル(第2クール)・第22話

ラファルはアンを人質に取ってシャルの羽を手に入れ、そしてそのままアンを離さない事でシャルともどもアジトに連れて行った。あ、もう手下が居るの?一瞬人間の手下かと思ったけど、従えている他の妖精らしい。

ここまで連れて来たらもうアンは自力では逃げられない。そしてシャルはラファルが羽を握っている。よってもう二人が逃げる事は無いから赤い糸を離せとアンを解放させた。だが寒い地域らしくアンは凍えていた。暖炉のある部屋に行って、シャルが抱きかかえてやってゆっくり寝ろと言うが、アンは考えざるを得ないだろう。
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ラファルはシャルを別の部屋に連れて行って妖精と人間の歴史を語る。嘗て妖精王リゼルバは人間王セドリックと戦い敗れた。しかし後事は剣にはめ込んだ三つの貴石に託した。ただ妖精となったのはオパールと黒曜石。ダイヤモンドからは未だに生まれていない。だから妖精王を継ぐのは今居るラファルとシャル。

だがシャルは断る。妖精王などに興味は無い。そう言うシャルの考えはアンのせいかと忌々しいと言うラファル。シャルは動じない。刺し違えてでも構わないと。そう言われてラファルは攻め方を変えた。シャルとアンでは寿命が全く違う。釣り合わない二人はアンを不幸にするだけだと。大抵このパターンは寿命の長い方が釣り合わない感情持つんだけど。

王都ではペイジ工房が赤い妖精に襲われてアンとシャルが拉致されたとの情報で大きく動いていた。ダウニング伯爵は妖精が不穏な動きをしてると聞いて兵の動員を倍にした。ラドクリフ工房にも話が伝わった。アンが攫われてしまった。居ても立っても居られないキースがペイジ工房へ駆けつける。前回予想したけど、やはり銀砂糖師全員集合になりそう。マーカスは工房としての反対はしなかった。

駆けつけたキースはペイジ工房の皆が砂糖菓子を作ってるのを見て憤った。アンが攫われたのに何もせずに砂糖菓子を作っているのかと。エリオットはそれはヒュー銀砂糖子爵に任せたと言う。そんなの任せておいて良いのかアンがペイジ工房の職人じゃないからなのかと声を荒げるキースだが、ここにはエリオットが怒った。アンの為に何かしろ?シャルですら敵わない相手に自分達に何が出来る。今自分達に出来る事はアンが帰って来た時に砂糖菓子づくりが進んでいる事だ。

そう言われて気がついたキース。こんな自分がペイジ工房にどうのこうの言えないと言うが、エリオットはそれは自意識過剰だと言う。キースが抜けただけでペイジ工房が傾いた訳ではない。色々積み重なってこうなった。

ここでミスリルから鋭い質問。キースは何故今ここに居るのか。これでキースも自分が出来る事に気がついた。自分だってペイジ工房は尊重している。そしてアンを自分が連れ戻せないのならアンが帰って来た時の為にペイジ工房での砂糖菓子作りを手伝わせて欲しい。
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ラファルは血の付いた銀砂糖の樽をアンの所に持ち込んだ。途中で見えた不穏な場面はこれか。ラファル達はどこかの銀砂糖師を襲撃して銀砂糖を手に入れたのか。そしてそれで砂糖菓子を作れと言う。銀砂糖師が作った砂糖菓子は自分達に力を与える。

あれ?ラファルは人間達は下衆な生き物だとか人間達から独立した王国を作るとか言っていたが、食料となる砂糖菓子はどうするつもりだったんだ。食べないとあのホリーリーフ城のノアみたいになるのでは。

ともかく作らないと言うアンにラファルは迫る。おまえが作らないのなら他の銀砂糖師を襲撃してつくらせるだけだと。こう言われてしまっては作らないとは言えないアン。ラファルはアンの方にも「釣り合わない」心理攻撃。

このままだとシャルを不幸にするぞと言われてアンが逃げた先は妖精達がたむろしていた場所。そしてそこに居たのは、あ、声で覚えてる。あの小さい妖精だ。アンが生んだのだったな。名前はルスル・エル・ミンと言うのか。
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このルスルを代表にここの妖精はみな羽を妖精王となるラファルに差し出して忠誠を誓っていると言う。そしてそれには何の疑問も抱いていない。だって妖精王なのだから。だがアンはそれで良いのかと問うた。羽を握って支配するのが王のやる事か。人間が妖精を使役するのと何が違うのか。そう言って涙するアンをルスルは不思議そうに見上げる。

そこにシャルが来る。アンを迎えに。そのシャルにルスルはアンが泣いている意味を聞くが、シャルの答えは、アンは自分の羽を返してくれた、一方ラファルはその羽を奪った、そう言う事だと告げる。

これはひょっとして妖精達のラファルに対する離反が起きて、それでシャルがラファルの軛から脱するきっかけになるのでは。

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