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無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~・第7話

フィッツには日課があった。朝、シャリーアの街を走れなくなる迄走る。これ、この先にこれが大きく役立つ布石かな。ルーデウスも走っていたけど。それを活かしてアリエルの道案内もする。その時にルークの女好きの話が出るのだが、自分もノトス家の者ですからって、あれはそんな血筋なの?嫌な血筋だな。そしてそれを聞いたフィッツはもしルーデウスと結婚する事があってもルーデウスはそうなるんだろうか、あのパウロみたいにと嘆いた。あと、フィッツは魔法を習った相手は前回明かさなかったが、ルーデウスだった。うん、確かに幼少期にはやってたけど、あれは未だ幼少期だから基礎の基礎だったんじゃないのか。

ジュリ(ジュリエット)は健気にザノバの手伝いをしたりルーデウスから無詠唱魔法の使い方を習い人間語も習った。ルーデウスが教えている事はどれも順調に習得していた。そしてザノバが意外にも良き兄弟子をやっている。二人は通常なら行われる奴隷への焼印などは施さなかった。
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しかし事件は起きる。事件?
ザノバが今後ジュリに作らせる人形の見本としてルーデウスが作ってくれたルイジェルド人形を見せた。あれを持参していたかと、ルーデウスはじゃあロキシー人形の方はどうなったのかと聞く。

ザノバ、脂汗を流して置いて来たと言うからルーデウスはそれは嘘だと睨むのでザノバはこわごわロキシー人形を見せた。この時点ではまさかザノバめ何かに使ったなとか思ったがちょっと違った。ロキシー人形はバラバラに壊れていた。

みるみる般若の形相となるルーデウス。ザノバも怖がるが直接関係ないジュリがもっと怯える。
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なぜこうなったかと言うと、ザノバは一年の時にリニアとプルセナに決闘を挑まれた。その時に大切な物としてこのロキシー人形を賭けたのだ。なるほど、やったのはリニアとプルセナか。

リニアとプルセナが歩いて来る前に立ち塞がるザノバとルーデウス。そんなちっこい一年を連れて来てどうするつもりだと煽るリニアにルーデウスが群れないと何も出来ないドルディア族と煽り返す。

煽り耐性の無いリニアが動き出した。それに呼応してプルセナも何かしようとしたのにルーデウスが気づいて口元を撃つ。リニアの動きを予知して避けてあっさり倒すルーデウス。プルセナの方はザノバが追っても追いつかない。なので例の泥沼にはまらせてこちらも倒す。あっけなさすぎてパウロやエリスは強いのかと思うルーデウスだが、まあパウロは強いだろう。

さて、リニアとプルセナを監禁。この状態でプルセナの胸を触ってみたが、やはり反応無し。何故ルーデウスにこんなにされねばならないのか理解出来ないリニアとプルセナ。その二人にバラバラのロキシー人形を見せた。よりにもよってプルセナはその「気持ち悪い人形」などと言ってしまうが、ロキシーはルーデウスから見たら神なのだ。その御神体を見せるルーデウス。見せるんかい!いや、見せなくても良いのでは。
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罪には罰を与える。どんな罰を与えたものか。

と言うのをフィッツに相談する。相談するんかい!
こんな事をふられてもフィッツは困る。聞いたフィッツは女の子を監禁してえっちな事をしたのかと驚いたが、そっちはやってない。フィッツ、ちょっと一安心。

フィッツ、考えた末に良い考えがあると言う。あるのか。
で、行ってみたら二人は惨状。まあ動けない様に拘束していたらこうなるよね。この辺は申し訳ない事をしたのでフィッツが洗って(何しろ普段からアリエルのを洗っている事になっているので世間体的にも理解はあるだろう)やる。

でも手枷足枷を外しても反省の色が足りない。そしてフィッツを睨む。だがそこはルーデウスが前に立って、フィッツ先輩、あれやっちゃって下さい。

何かと思ったら顔への落書きだった。明日はこのままで過ごせ。そして反省がなかったら魔法によってこれが永久に刻印されると。

帰りがけにリニアが自分の動きを読めるとかどんな鍛錬したのかと聞くと、師匠の教えを守ってるだけ。その師匠とはギレーヌ。あ、ギレーヌはデドルディア族の剣王で、剣王の弟子では仕方ない。ちょっとはルーデウスを見る目が変わったかな。

二人が戻った後でフィッツからあの塗料は洗い流せる物とのネタバレ。そしてフィッツは気になっていた御神体の容れ物を聞いてみた。しかし、リニアとプルセナの前では開陳したくせにルーデウスはフィッツには流石に見せられないと断った。断って正解だったが、逆に何故二人には見せた。

他のなら大丈夫とルーデウスが言うので、耳をピクピクさせて喜んだフィッツ、色々見た挙げ句枕がいい感じだと寝転んだ。それを見てルーデウスがサングラスを外したさそうだったので、フィッツは思わず見たい?と言う。
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あれ?ここで見せちゃう?
いや、どうもフィッツ=シルフィは長く離れていてルーデウスは今でも自分を受け入れてくれるか臆病になっていたからしいからやはりそれは出来なかった。

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