わたしの幸せな結婚・第7話
斎森家は全焼。当主や使用人などはみな無事だった。美世は清霞に斎森家に連れ行って欲しいと頼む。行ってみたら本当に壊滅状態。真一は香乃子と共に田舎にある別邸に没落。辰石家は実が当主を降りて長男の一志が継ぎ、久堂家の麾下に入った。香耶は「特別厳格で有名な」家に奉公に出される。
その香耶、幸次からここからやり直そうと言われても全然心を入れ替えてない。あれだけチヤホヤ育てられたら昨日の今日で変わるのは無理だろう。
美世は母の桜の木の切り株へ。やはりこれも黒くなっている。でも美世が触ったら何か反応が起きて、その直後にボロボロに崩れた。跡形もなく。跡形なさすぎだろう。根の部分が消滅してる。これを見て清霞が余計な事をしたのだなと言うが、美世は余計な事なんて全然無いと言う。
清霞は斎森家が体をなさなくなったので結納の儀式は無理だろうと言う。だから形だけでもやる方向へ。そのうち先代の所に報告に行くとも。あ、先代はご存命で。清霞への縁談が何度も何度もあったのは先代が設定したらしい。どんな先代なのだろう。
幸次もここにやって来た。清霞に礼を言った後で美世との話を許して貰った。幸次は旧都に行って自分を鍛え直すと言う。実に言われてたし。何の修練もして来なかったと。だから今度はちゃんと鍛えて守りたい人を守れる様になるつもり。
そして幸次はあの日言いかけた事を覚えているかと美世に聞くが、うーん私は忘れました。美世の方は忘れてはいないみたいだったけど、もうそう言う関係ではない。覚えていない風を装う。
婚約届も書いた斎森家に清霞の姉到来。
Xで日笠さんのキャラの絵が出ていて、モダンすぎるだろと思ったけど、心底モダンガールなんだな。
さて、姉の葉月が来た理由は美世が清霞に淑女としての教育を受け直したいと申し出たから。確かに名家の令嬢としての教育は母が亡くなってからは受けてないみたいだから。清霞が教師が出来る人間には心当たりがある、あいつは暇人だから。
葉月から美世にどう言う淑女教育をするのだろう。取り敢えず庭のダリアとツユクサの話はしたけど。その中でどんな雑草にも名前はあると言うが、牧野富太郎から昭和天皇へ語った言葉で「雑草と言う草はない」「どんな植物にもみな名前がある」と言うのがあって、多分この時代ではなかろうか。
葉月は淑女としての立ち居振る舞いを覚える目標として二ヶ月後のパーティーに出るのを目標にしましょうと決めた。美世が可愛すぎて葉月、お持ち帰りしたくなる。
その夜、異能の気配。美世はまた悪夢らしき物で苦しんでいた。前回は美世の中で反応があったのではと思ったけど、結界を破らずに干渉出来る何かがあるみたいだ。清霞はそれを薄刃の血か何かと睨んだ。
その頃呪術師が何かを召喚。
清霞は大海渡(少将)に呼び出される。たかいひと(堯人)に天啓が降りたので謁見に向かう。一緒に来てくれと。そしてさらに言う。墓荒らしが出た。おそらくおくつきが暴かれた。
そして前回我らの悲願成就とか言っていた男(鶴木新)が呟く。
「時は来た」