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シュガーアップル・フェアリーテイル(第2クール)・第19話

銀砂糖が雨で固まってしまった。この季節にこんな大雨が降るなんて無い事だから皆油断していた。茫然とするアンだが、エリオットに泣いてる場合じゃないぞと言われて気を持ち直す。

とにかく固まったのを挽き直して精製しよう。火を炊いた部屋で作業を始める。だがこれで何日か失ってしまう。そこにヒュー銀砂糖子爵がやって来た。たまに見回りに来ると言っていたのはここで繋がるのか。ヒューは銀砂糖を提供しようかと言うが、自分達の銀砂糖でやると断った。

とは言って間に合う気がしない。アンはキースが来てくれないかと思うが、他派は手伝わないと言うのだ。これが派閥。どこかにどの派閥にも属さない腕利きの銀砂糖師はいないだろうか。ああここでキャットか。すぐさまシャルがアンを馬に乗せてキャットの所へ。不在だったらと思ったが、無事キャットは居て、キャットはヒューから話を聞いていたので、事情は理解していた。

でもあっさりOKと言わないだろうと思ったらやはり駄目。頼まれている物があるからと。アンが新聖祭の砂糖菓子は教会や王の為だけのものじゃないと意義をといても駄目。単純バカ同士で言い争っても無駄だとシャルが介入して来る。キャットに向けておまえはヒューに借りがあるだろうと。あの時のだと言うが、何だったっけ。ともかくそれでキャットはヒューに何か一つ言う事を聞かねばならない事になっていた。
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それをアンが奪って行使したらどうすると言う。キャットにしてみるとヒューの言う事を聞くよりも確かにアンの言う事を聞いた方が良い。そこは納得した。

さっそくホリーリーフ城に戻ってアンはヒューにキャットの権利を譲って欲しいと言う。こっちはこっちで嫌だと断る。勝負して勝ったら渡すと言う事で、アンは銀砂糖子爵と勝負する事にした。勝負内容は何も食べられなくなっている妖精が居ると聞いて、それが食べたくなる銀砂糖菓子を作った方が勝ちだと言う。ああ、成程、ノアはここで話の本筋に関係して来るのか。

エリオットは銀砂糖子爵との勝負など無謀と言うが、それでも皆にその事を話してくれたんだね。皆は銀砂糖の方は任せて頑張れと言ってくれる。

アンはノアの為に何を作ったらと悩む。ヒューの方はノアから主人がハーバートだと聞いてどうやらその方向で銀砂糖子爵にだけ閲覧が許されている禁書を読んで考えていた。アンはあの肖像画の部屋で考え込む。顔が削られた肖像画の部屋にノアは何度も来てこの絵を見ていた。やはり主人のハーバートの事だろうか。ならばハーバートの姿の銀砂糖を作れば良いのだろうか。あのフィラックス公の時の様に。
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でもそれでは却って食べられないのでは。その時シャルが言った「ノアが見ていたのは見えない何かがあるのかもな」と言う言葉がアンにとってのヒントになった。シャルに肖像画を下ろして貰い、額縁の裏にチェンバー家の紋章があるのを見つける。尽く紋章が消されたけどここは見落とされていたのだ。それにノアは気づいてこの絵をじっと見ていた。アンが夢の中で見た場面でハーバートがノアに説明していたチェンバー家の紋章に誇りを持っていると言うあの時の言葉が生きて来る。
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アンの表情からシャルが気づく。チェンバー家の紋章の砂糖菓子を作るつもりか。前回私もその可能性を思ったが、現王家への反逆になるのではと思った砂糖菓子だ。でもアンはそんな事を気にしない。アンの決意にシャルは「分かった、何があってもお前をずっと守ってやる」と言う。

これで今回のほぼ全部のピースが使われたと思ったけど、でもグラディスはどう関係するのだろう。そう言えばブリジットも未だ救われてなかった。この辺、どう関係して来るのか。

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