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わたしの幸せな結婚・第9話

実際に外で練習してみましょうと街に出たところで美世がふらついて倒れた。それを抱きかかえたのは鶴木。この時点で誰も美世のフルネームを鶴木が呼んでる事に気づいてないのか。倒れそうな美世を助けてくれた方を葉月とかは鶴木に感謝する。そして体調が大事だから今日はもう帰りましょうとお稽古は中断。

美世が倒れたと聞いて慌てて帰って来た清霞。美世の異変について葉月と清霞が相談。ここで葉月は初めて美世が薄刃家の娘と知った。でも異変の本当の所は分からない。薄刃の血と言う事だけで片付けられまい。

オクツキが破られて出現した異形はとうとう帝都に迫って来て犠牲者も出る様になった。意識不明で眠ったままになる。こうなったら帝都を守る為に本格的に動くしかない。

倒れてしまった事で美世のお稽古の時間は減らされる。実は美世は気にしていた。早く葉月みたいな淑女になりたい。そうする事で久堂の家に居たい。だからお稽古に固執していたのだ。一方清霞は異形問題で今日も帰れない。
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あれ?ひょっとしてまさかオクツキを暴いたのはこうやって対異形部隊の清霞を家/美世から離す為?

今日のお昼は美世の料理。何だろう、でも大偏食の私でも美味しいのではと思える料理だった。葉月はこれを見て自分は料理はからきし駄目なのだと言って、以前の結婚が失敗になった話をしてくれた。葉月も久堂家の娘だから政略結婚は当然だったが、それでも相手は悪い人ではなかった。なのに葉月の家事が駄目なのは周囲を納得させられず、結局はその相手とも口論になって分かれてしまったのだ。それで葉月は美世に生きたい様に生きて欲しい。どう生きたいのかと問われ、やはり美世はここに居たいが一番だった。

清霞が情報屋に頼んだ全ての澄美を洗えと言うのは極めて多くて難航していた。

葉月の話を聞いて美世は清霞にも葉月がどんな関係なのか聞いてみた。それで自分もそんな関係が欲しいと思ったが、そんな美世に清霞は寂しいなら寂しいと言え、もっと本心を言えと言ってくれる。

清霞はそう言ってくれるものの、この優しさに甘えては久堂家の妻にはなれないとやはり美世は良妻賢母の勉強に入れ込む。入れ込む..あれ?その本の中に書かれているのは昭和天皇の終戦の詔勅ですよ?
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そこに鶴木が訪問して来た。玄関を開けて美世はびっくり。鶴木は清霞を訪ねて来た風だが、これは策略だな。知らぬフリをして美世と話し込む。そして清霞が美世の事をちゃんと見ていない、あんなに疲れる程に稽古をさせてとか言い出したので思わず美世は拒絶した。
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鶴木は軍司令部に行って宮内省からの連絡を伝えた。そしてその後に清霞に対して今日の事を全部話した。自宅の方に行って美世と会った、婚約者を疲れさせている、以前街で倒れたのを助けた、あなたは何も分かっていない、こうやって吹き込んで亀裂を生むのが鶴木の目的か。

情報屋から新たな情報。候補として出した名簿の中に一人だけ出生届が無い人物が居た。その名は鶴木澄美。鶴木だと?

急いで帰った清霞。家が暗くて何か不吉だ。台所に行ってみたら美世がかまどの前でぼうと立っている。夕食の支度をしていたのだ。また美世に無理をかけてしまった。だから清霞はちゃんと言ってくれと言ったのにと責める様な言葉が出る。そして言っちゃった。こんな事なら勉強の機会など与えるんじゃなかった。でも上述のとおり、今の美世は久堂家に居る為に淑女の勉強は一番の事なのだ。それをさせねばよかったと言われては泣く。
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美世の事も、澄美の事も、全部鶴木が絡んでいる。
清霞が美世を車に乗せて出かけたのは鶴木と対決でもするつもりなのか。それ乗せられてないか。

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