アンデッドガール・マーダーファルス・第1話
タイトルに「デッド」とか「デス」とか入ってると概して暗いのでどうかなと思いながら見始めた。
設定はちょっと違う明治時代。1897年とか言っていたので歴史的には日清戦争の後。そんな時代。
鬼や妖怪が居る世界で、文明開化のタイミングでその退治が行われていた。そうやって得られた化物は見世物小屋で戦わされて殺されると言う商売も存在した。真打津軽はそれをやる一人で、化物にも負けない能力で殺しまくる。ただ、見世物小屋の外ではそう言う事はしない。
その津軽をつける人物が居る。いい加減つきまとうのはやめてくれと津軽が言うと、鳥籠を持ったメイド姿の女が挑んで来た。津軽は見世物小屋で化物と戦う程の腕前だが、その津軽とやり合う程の能力のあるメイド。でも最後は津軽がメイドをねじ伏せた。
ここでやっとメイドが鳥籠の布を外す。すると中には生首。この生首が話す。首は輪堂鴉夜(りんどう あや)と言う「不死」の存在。
鴉夜に言わせると津軽は半人半鬼で、だが鬼の意識が強まっていてこのままだと鬼に乗っ取られてやがて死ぬだろうと言う。ここで鴉夜からの交換条件の提案。おまえの寿命を延ばしてやる代わりに自分を殺せと。
不死なのに何故こんな中途半端な姿なのかと言うと、首を斬った相手がやはり半人半鬼で不死の鴉夜を斬る事が出来て、首の下の再生も出来なくされたが、一方で死ねないと言うのだ。もうこの状態にも飽きたから殺せと言う。
だが鴉夜の話を聞いているうちに津軽には気づいた事があった。鴉夜を襲った半人半鬼を操っていた西洋人が持っていたステッキにはMと書かれてあったろうと。それは自分をこんな身体にした男だと言う。
ならば二人で協力してその男を欧州に追いかけようと。なるほどと思った鴉夜は津軽の提案に乗る。そして津軽の寿命を延ばす方法を教えるが、それには不死たる鴉夜の身体を食べれば良いと言うのだ。ちょっとエグい話になったな、さては髪の毛でも食べるのかと思ったら身体から出る体液でも良いらしい。涙も汗もほとんど出ないので鼻水か唾液かどちらかだと言われたら、そりゃ唾液だよね(苦笑)。
その為の口づけをする訳だが、傀儡で構わない自分の感情など存在しないと言っていたメイド姿の静句が口をキリっと噛んだね。